サブスクリプションとは
最近、よく「サブスク」というワードを耳にするのではないでしょうか?近年、注目のビジネスモデルとして多くの企業が取り入れ始めています。サブスクはサブスクリプションの通称です。目新しいサービスと感じるかもしれませんが、定額制とも呼ばれ、「料金を支払うことで、サービスや清貧を一定期間利用できる」ビジネスモデルです。英語では「予約購読」や「定期購読」という意味です。
現在では、IT技術が進歩し、スマホのアプリなどにおいて、サブスク型の商品やサービスがあちらこちらに存在しています。身近なところでは、音楽配信や動画配信、書籍や雑誌の配信サービス、ゲームアプリ、ビジネスアプリ、ウイルス対策アプリなど、サブスク型だという認識もなく利用しているものが多いのではないでしょうか。最近では、ファッション系や飲食系、車や住宅などにもサブスク型が登場しています。オンラインサロンやシェアハウスなどもサブスク型だと言ってよいでしょう。サブスクは、高い頻度で特定のサービスを利用したり、商品を購入したりする人にとっては大変ありがたい仕組みです。
人気の定額制動画配信サービス
名称 | 月額料金 | 無料期間 | 特徴 |
Amazonプライム・ビデオ | 500円 | 30日 | プライム会員なら追加料金なし オリジナルのバラエティ番組が人気 |
Hulu | 1,026円 | 2週間 | 人気の海外ドラマが充実 日テレのドラマやバラエティなどの配信が多い |
Netflix | 990円 | ー | 邦画、洋画、海外ドラマが充実 オリジナル作品のクオリティが高い |
dTV | 550円 | 31日 | オンライン試写会、特別イベントなどの会員限定特典あり DAZNやdTVチャンネルとセットで加入するとおトク |
U-NEXT | 2,189円 | 31日 | ジャンルのバラエティが豊富 毎月もらえるポイントで新作映画が実質無料で観れる |
dアニメストア | 440円 | 31日 | 新作アニメがすぐにラインナップされる アニメ関連のコンテンツが充実 |
その他のサブスク
住宅のサブスク型では、古民家や空き家を自由に移り住めるようなサービスも始まっています。「毎月定額を支払うことで、好きなところに住める」「自由に引越しもできる」「敷金礼金もかからず、光熱費なども込みの定額で移り住める」といった点をメリットとして挙げることができるでしょう。
車のサブスク型も、「新車を月額制で乗ることができる」「税金や車検費用も込み」のような気軽さに魅力を感じる人は多いのかもしれません。ローンで買ったり、リースで買ったり、レンタカーを利用したりするのとどう違うのかというと、安くても100万円や200万円のお金が必要な自動車の購入に際して、ローンは金融機関等からお金を借りて購入。金利の負担が発生しますが、分割払いなので月々の支払いが楽になります。リースは、リース会社に車を買ってもらって、毎月のリース料を支払うかたちです。税金や車検費用などの諸費用もリース料に含まれていて、法人(会社)で契約すればリース料が全額経費になるので経理処理が楽。ただし、ローンもリースも、途中で売却や解約をする場合は残金の支払いが必要になります。
一方、レンタカーは一定時間、車を借りる契約。サブスク型の車は、イメージとしてはレンタカーを少し長い期間借りるような感じでしょうか。途中で解約しても、購入代金の残額を支払うかたちにはなりません。しかし、会社によっては途中解約をすることで所定の違約金が発生する場合もあります。
「サブスク」サービス例
音楽
さまざまなアーティストの楽曲が聴き放題
・LINE MUSIC
・AWA など
ゲーム
さまざまなタイトルのゲームが遊び放題
・Nintendo Switch Online
・Play Station Now など
乗り物
車やバイクを購入することなく利用でき、自由に乗り換えることもできる
・KINTO
・月極ライダー など
ファッション
新品の洋服やプロのスタイリストがコーディネートした服などが借り放題、特定アイテム専門レンタルなど
・メチャカリ
・Laxus など
飲食
店舗で利用するタイプ(日・月単位、し放題など)と、いろいろな種類の食材が定期配送されるタイプがある
・野郎ラーメン
・ISETAN DOORS など
インテリア
家具、家電、観葉植物、花、アート、アロマなどが借りられる
・subsclife
・flect など
本(電子書籍)
スマホ・タブレット・PCで電子書籍が読み放題
・ひかりTVブック
・ブック放題 など
サブスクの注意点
サブスク型の商品やサービスの注意点は、一定期間ごとに契約が自動更新されることが多いのと、期間内での解約には違約金が発生する可能性が高いことが挙げられます。月額課金や年額課金などで気軽に利用できるメリットはありますが、これらの注意点については事前にきちんと確認してから利用を検討することが重要でしょう。
また、月額の負担がいくら少額でも、本当に利用したい商品やサービスなのかを冷静に判断すべきです。家計運営面からみても、家計を改善するためには毎月必ずかかるような固定費をできる限り少なくすることが重要になります。少額の月額課金で気軽に利用できるのは、メリットでありデメリットでもあることを十分に認識しておくようにしましょう。
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