新潟
ゲーム自体はすごく楽しいゲームでした。相手もしっかりとボールを持つことをチームとしてやっていて、スタジアムの雰囲気を含めて素晴らしいものがあったからこそ勝ちたかったですし、悔しさは強いです。
昇格が決まってからこの1週間、みんな本当に気持ちが入っていて、今日の負けは気持ちの問題ではないなというのがあります。やはり技術。ビルドアップの正確性や再現性をもっと高めないといけない。決定機も何本もあったので、そこを決め切る質。自分たちの技術と向き合って、さらに成長を求めたい。
--試合後、堀米選手からチームメートにかけた言葉は。
このメンバーでできるのもあと1週間。本気でサッカーに向き合うのは泣いても笑ってもあと1週間。この1週間を本当に意識高く、集大成にして、みんなで優勝に向かっていこうということをあらためて。優勝って、言葉にするべきだと思う。このチームは取らなければいけない。
ただただ悔しい。自分たちより相手のクオリティーが上回った。そういうゲームだったと思います。実力不足。昇格には届きましたけど、今日みたいなゲームをしていたら、上ではやれない。もっとひたすら練習しなければならない。自分たちが良い結果を残さないと優勝できないということは、試合前に共有していました。正直、この1週間、昇格を決めて浮かれていた選手は1人もいなかった。良いトレーニングを積んできたつもりですが、まだ足りない。そういうことです。
--伊藤選手へのマークも厳しくなったが。
マークは感じましたが、それでもやらないと。上のレベルでタイトルを獲るチームにならないといけないと思っているので、一人二人のマークで取られているようではいけない。
--相手が真ん中を閉めてきて、良いパスを出なかったか。
僕はパスを出してくれる選手を信頼しているので、出せないと感じるなら僕のポジショニングが悪い。それは話し合って修正したい。
東京ヴェルディ東京V
苦しい時間帯もあったが、しっかり準備していた。相手は首位でJ1昇格も決めているチーム。そういう時間はあると分かっていた中で、前半と後半もコントロールしていて、シュート数も自分たちのほうが打てている。全体を通してコントロールできた試合だったと思う。
--54分のビッグセーブについて。
水戸戦も仙台戦も含めて、ああいうビッグセーブのあとに得点が生まれている。今日もそれでチームに貢献できて良かった。
--最終戦に向けて。
最後まで信じ続けることが大事。3チームがわれわれよりも上にいる難しい状況だが、自分たちがやれることをやり続けるだけ。
--途中から左SBに回ったが?
三戸(舜介)選手が良い選手というのは分かっていたし、ボールの移動中にどれだけ寄せられるかが勝負だと思った。大学時代、対人の練習をしてきたので、自信を持って挑めたのかなと思う。
--かなり疲労が足に来ていたと思うが?
勝たなければいけない試合で、勝たなければ始まらないので、あとはこのスタジアムで、ヴェルディのサポーターが多く来ていただいた試合で、目の前でシャーレを上げるところを見せるわけにはいなかった。その思いは強かった。
--終盤、加藤 弘堅とはどんな話をしていた?
「大丈夫だ」と伝えていた。
--最後のほうは両足がつっていた?
最後のワンシーンは遅れたが、それ以外は足をつりながら寄せたり、持てたりしていたので、今日はもう気合いというか……。
--試合終了時の感情は?
勝てたのはうれしかったが、自分たちは逆の立場にいなければいけないチームだと思う。うれしいが、素直にそんなに喜べなかった。あとは他会場の結果次第。だが、勝たないと始まらないわけで、勝てて良かった。
相手はうまく崩してくる相手。そこに対してどこで奪いにいくのか、それか奪わずにゴールを守るのか。前半すぐにはできなかったが、途中からはできたと思っている。前で奪って、カウンターのチャンスを何度か作れた。後半、みんなバテたのもあるし、選手交代もあった。そこがなんとか意思統一できなかったところは課題。
--持たれる展開になったが?
相手は新潟だし、こういう展開はある程度予想していた。ただ、理想は違うが、あると思っていた。こういう展開こそディフェンスは我慢が大事だと思っていた。うまくいかなくても我慢することで勝点3につながるとあらためて思った。
--途中からCBのコンビが変わったが?
平(智広)くんは人に強いし、しっかりついていってくれる。何度もプレーしているので、まったく問題なくやれていたと思う。
--最後、クロスがことごとくンドカ選手のところにいった。
危ないところに立っていたところで、たまたま集まった。とにかく無失点に終われて良かった。
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