決めて、耐えた横浜FC。首位の座を再びその手に
サウロ ミネイロが累積警告で出場停止の横浜FCは1トップに小川 航基を配し、シャドーに渡邉 千真が入った。同様にボランチの高 宇洋が出場停止の新潟は星 雄次が代役を務め、1トップにはベテランの鈴木 孝司が入った。
首位決戦とあって、新潟からも3,000人以上のサポーターが押し寄せ、アウェイ側ゴール裏とメインスタンドの半分近くをオレンジに染めた。横浜FCは『HAMABLUEフラッグDAY』と銘打ち、サポーターのフラッグやゲートフラッグで選手たちを鼓舞した。そのホームの応援を背に、横浜FCが良い立ち上がり。前線から積極的にプレッシャーを掛け、ハイネルと和田 拓也のダブルボランチが高い位置でボールを奪ってペースをつかむと、19分に長谷川 竜也のクロスを小川が頭で決めて先制した。
1点を追う新潟はボールを握って次第に横浜FCを押し込んでいくが、横浜FCも体を張って守り、決定機は作らせない。後半に入っても流れは変わらず、横浜FCは防戦一方になりながらも耐えた。58分、新潟は本間 至恩がペナルティーエリア手前左から完璧なコントロールショットを放つが、横浜FCのGKスベンド ブローダーセンが右手でコースを変えるビッグセーブでしのいだ。
苦しい時間を耐えた横浜FCは70分、新潟の一瞬のスキを突く。スベンド ブローダーセンのロングキックのセカンドボールを拾い、長谷川が新潟守備陣の頭を越すスルーパス。抜け出した渡邉が冷静に追加点をもぎ取った。
この1点で再び勇気づいた横浜FCは、直後にも亀川 諒史がペナルティーエリアに進入して決定機を作るなど、再び前に出る姿勢を取り戻す。新潟も谷口 海斗を投入して勝負を懸けた。両者激しく攻め合い、カウンターの応酬となるが、新潟が再び首位の意地を見せて押し込む。しかし、集中力高く食らいついた横浜FC守備陣が最後までゴールを許さず、大一番を制して再び首位に立った。
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