【プレビュー】勝点差は2。新潟と長崎が上位殴り込みを目指して戦う|Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田生命J2リーグは4月20日、22日、23日、24日に第11節を開催。デンカビックスワンスタジアムではアルビレックス新潟とV・ファーレン長崎が激突する。
4月に入り負けなしの2チームがデンカビックスワンスタジアムで対戦する。
迎え撃つ側のアルビレックス新潟はここ6試合で4勝1分1敗の成績を残し、J1昇格プレーオフ圏内まで浮上してきた。開幕から3試合連続で引き分けが続いていた頃と比べれば、攻守にやりたいことが整理されてきた印象だ。その6試合で複数失点を喫した試合がわずか1試合である一方、無得点に終わった試合は敗れた第7節・ジェフユナイテッド千葉戦のみで、複数得点を挙げた試合は4試合と攻守の歯車がかみ合ってきている。
中でも好調を維持するのが最前線に陣取る谷口海斗。現在3試合連続でゴール中であり、直近6試合で6ゴールをマーク。得点ランキングでも2位に付けている。生粋の点取り屋らしく、右足、左足、頭とまんべんなくゴールを取ることができる得点感覚が大きな魅力である。ホーム4連勝に向けて、背番号7の爆発は必要不可欠だ。
一方のV・ファーレン長崎はようやく本来の力を発揮してきている。優勝候補の筆頭に挙げられながらも開幕直後は1分2敗と完全にスタートダッシュに失敗。その後、第4節・大分トリニータ戦で初勝利を挙げたと思いきや、そこからまたしても2連敗と一時は降格圏ぎりぎりの20位まで沈んだ。
それでも第7節・ザスパクサツ群馬戦でクリスティアーノの2ゴールなどで3-2で競り勝つと、引き分けを挟んで現在2連勝中を含む4戦負けなしと好調を維持。じわりじわりと順位を上げてきている。新潟とは勝点2差なだけにここで勝って立ち位置をひっくり返したい。他会場の結果によっては一気にプレーオフ圏内まで浮上できる重要な一戦となる。
共に強烈なアタッカーをそろえるだけに打ち合いになる可能性も十分に考えられる。コンビネーションやテクニックを生かした新潟がサイドを制圧するのか。圧倒的な個の能力を誇る長崎がパワーとスピードでねじ伏せるのか。上位生き残りをかけた激しい90分になることは間違いないだろう。
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