【新潟】今季2度目2連勝、エース谷口海斗5戦5発「イメージ通り」左足でニアサイドぶち抜く

日刊スポーツ
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【新潟】今季2度目2連勝、エース谷口海斗5戦5発「イメージ通り」左足でニアサイドぶち抜く

<明治安田生命J2:新潟2-0栃木>◇第9節◇10日◇デンカビッグスワンスタジアム

アルビレックス新潟はエースのFW谷口海斗(26)がここ5戦5発の大爆発だ。ホームで栃木SCを2-0で破り、今季2度目の2連勝を飾った。前半6分、左CKをMFイッペイ・シノヅカ(27)が右足で合わせて、先制。優位に試合を進めると後半30分だった。谷口がMF高木善朗(29)のパスに抜け出し、貴重な追加点を奪った。守備陣も被シュート数を2本に抑え込む。勝ち点を15に伸ばし、前節終了時の5位を守ったチームは次節17日、3連勝を懸けてアウェーでファジアーノ岡山と対戦する。

エースの勢いが止まらない。1-0の後半30分、MF高宇洋(23)からの縦パスを受けた高木がゴール中央で前を向いた瞬間、谷口は迷うことなくペナルティーエリア内の左に猛ダッシュ。浮き球のスルーパスに反応すると最後は豪快に左足を振り、ニアサイドをぶち抜いた。J2得点ランク2位タイとなる今季5ゴール目は勝利を決定づけた。「GKが飛び出すか、後ろに下がるか迷っているのが見えた。あのタイミングで打てば隙をつけると思った。イメージ通り」と胸を張った。

6試合連続でスタメン出場となった谷口は1トップの位置でプレー。5バック気味の相手に対して果敢にくさびのパスを要求し、攻撃の起点を作った。守備でも第1ディフェンダーとして激しくプレスをかけ続け、チームがこの日のテーマの1つとした「攻守の切り替えの速さ」を最前線で体現した。ボールは支配するも追加点を奪えず、じりじりとした展開が続いた中でのゴールに「必ずチャンスは来ると思っていた。枠の中に蹴り込むことだけを意識していた。勝利に貢献できて良かった」。

ゴールにはクラブレジェンドの金言が隠されていた!? 栃木戦に向けた6日の練習後、谷口はクラブハウスを訪れていた元新潟GKで営業部の野沢洋輔氏(42)から「GKの立ち位置を変えるため、ファーストタッチは正面ではなくポスト左右のどちらかの方向に置くように意識しろ」とアドバイスを受けた。この日の“キャノン砲”はダイレクトシュートだったため、「(野沢氏の助言は)頭に浮かばなかったが、次、あったら生かしたい」と笑った。

ここ5戦5得点と好調を維持するエースの得点後、グータッチを交わした松橋力蔵監督(53)は「苦しい時間に思い切りのいいシュートを決めてくれた」と高評価した。次節は今季初の3連勝を懸けて敵地、岡山に乗り込む。谷口は「FWは点を取ることが仕事。貢献したい」と力を込めた。【小林忠】

○…28歳の新外国人FWゲデス(元J1仙台)が3月25日のチーム合流後、初出場した。2-0の後半36分からピッチに立った。185センチの長身で、得点への期待も高まったが「監督からは時間帯を考え、前でボールをキープするように指示された」と冷静にプレー。新潟デビューがホーム戦となり「とてもいい雰囲気のスタジアム。もっと調子を上げてチームに貢献したい」。

●日刊スポーツ

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