【新潟】GK小島亨介「イチロー名言」で気負い消え今季初連勝へ導く

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【新潟】GK小島亨介「イチロー名言」で気負い消え今季初連勝へ導く

J2アルビレックス新潟は26日のホーム・ザスパクサツ群馬戦へ向け、聖籠町で調整を進めている。開幕のベガルタ仙台戦からここまで全5試合でゴールを守るGK小島亨介(25)は、日米球界のレジェンド、イチロー氏(48=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)の「名言」を胸に、チームを2試合連続で完封勝利に導くつもりだ。

◇    ◇    ◇

小島がゴールに鍵を掛ける。「1つのセーブが試合の流れを作ることもできるし、勝利をたぐり寄せることもできる。チームにとってプラスの存在でありたい」。今季初勝利を挙げた19日の第5節甲府戦(2-0)はイチロー氏の「1番、ダメなのは、平常心を保とうとすること」という言葉を胸に刻みピッチに立っていたと明かした。

13日の第4節ブラウブリッツ秋田戦(0-1)では目測を誤って、決勝点を献上し、責任を感じていた。「普段は無理にでも平常心を心掛けるタイプ」と自身を分析する。イチロー氏が昨年12月に高校女子硬式野球選手を指導した時の模様をYouTubeで見つけ、その言葉に引き込まれた。「あんなにすごい人でも重圧を感じながらプレーしていたという。『技術的にも、平常心に近い形が取れたとしても、それで生まれた結果に自信は伴わない』と。深い言葉。気負っていた部分が少し楽になった」。

甲府戦。2点リードの終盤、相手の不規則な回転のミドルシュートを右腕1本でしのぎ、ゴールを死守。相手に傾きかけていた流れを断ち切った。得意の左足キックでは攻撃をサポート。低弾道のくさびを打ち込むなど攻守で存在感を示した。

「後半に課題は残ったが、それでも無失点で勝てたことは自信につながる」と振り返る。 次節ホームでの群馬戦は今季初連勝が懸かる。「自分のキックからチャンスを作りたい。守備では隙を突かれないよう連係をしっかり取りたい」と最後方からチームを支える守護神は力を込めた。【小林忠】

●日刊スポーツ

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