【解析料理】新潟MF高&島田フル出場なら16戦無敗
<明治安田生命J2:新潟2-0甲府>◇第5節◇19日◇デンカS
J2アルビレックス新潟は戦い慣れた布陣で今季5試合目で初勝利を挙げた。19日のホーム・ヴァンフォーレ甲府戦で2-0と完封勝ち。開幕4戦は4-1-2-3の布陣だったが、この日は昨季までの4-2-3-1に戻し、MF高と島田が今季初めてそろってボランチで先発、フル出場した。これで2人がともにフル出場した試合は昨季から通算16試合13勝3分けと負けなし。「不敗神話」を持つダブルボランチが並び立ち、攻守に安定感をもたらした。
今季ここまで、ワンボランチでの出場が続いた高は守備範囲が左右に広がったからか、得意のインターセプトを1度も記録することがなかった。昨季J2の「インターセプト王」も本領発揮とまではいかなかった。持ち味の豊富な運動量で左右を広範囲にカバーしていたが、この日は身近なところに息ぴったりの島田がいたことで、敵陣ゴール前にも積極的に進出。前半37分には左からのクロスに走り込み、ペナルティーエリア手前付近から右足ダイレクトシュートを放った。
FW谷口とMF伊藤の得点シーンに象徴されるように、ピッチの中央が安定したことで前線からの守備と両サイドの攻撃も活性化。無敗のダブルボランチがそろってフル稼働できれば、チームは負けない。【石川秀和】
●日刊スポーツ
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