〈J1アルビ〉ポジション争うサイドバック 藤原奏哉×新井直人「J1で勝てるチームに」【新潟】
サッカー明治安田生命J1リーグは、開幕まで1カ月を切りました。
現在、高知県でキャンプを行っているアルビレックス新潟。キャンプでは、昨シーズンのメンバーと新加入の選手がそれぞれに輝きを放っていて、ここからポジション争いも激化していきそうです。
今回は、ポジションを争うサイドバックの2人に話を聞きました。
話を聞いたのは、去年41試合に出場し、4得点を挙げた藤原奏哉選手とセレッソ大阪から復帰した新井直人選手です。
新井選手は2019年、練習生としてアルビのキャンプに参加。そこから契約を勝ち取ると、いきなり開幕スタメンに抜擢され、「シンデレラボーイ」と呼ばれました。そんな新井選手について松橋監督は…
【松橋力蔵 監督】
「何かのぞき込まれているような、隙がない。全部見透かされているよう」
この「洞察力」と複数ポジションをこなせる「器用さ」を武器に去年、レンタル移籍先のJ2徳島で38試合に出場した新井選手。3年ぶりの高知キャンプについて聞くと…
【新井直人 選手】
「フィジカルコーチの人もジムのトレーニングも結構厳しい。だから去年、あの結果が出たのかなと思う」
藤原選手とはチームメートになったばかりで、まだ、あまり話せていないそうですが…
【新井直人 選手】
「ぼく、決められていますから。ビッグスワンで決められている」
去年8月の徳島戦。アルビが2点を追いかける中、ゴールで反撃ののろしをあげたのが藤原選手でした。昨シーズンは互いにJ1昇格を目指すライバルとしてしのぎを削り、チームのリーグ最少失点に貢献した2人。
【桶屋美圭アナウンサー】
「お互いの“ここすごいな・欲しいな”と思う部分は?」
【藤原奏哉 選手】
「守備の予測とか対人能力は僕よりも高いと思う。ポジションがかぶるので、左かCBをやってもらもらえたら(笑)」
一方…
【新井直人 選手】
「攻撃もビルドアップの参加もそうだし、攻撃参加するタイミングとか、求められるSB像の要素を高いレベルで持っている選手だと思う」
自身の強みを“見透かされ”思わず…
【藤原奏哉 選手】
「めっちゃ言ってくれる(笑)。あと(新井選手は)キックがうまい」
【新井直人 選手】
「きょう(練習試合)ミスってたよ!」
【藤原奏哉 選手】
「きょうはミスってた」
守備の強度に加え、積極的な攻撃参加や得点など様々な能力が要求されるサイドバック。J3でキャリアをスタートさせた藤原選手は、初のJ1挑戦に闘志を燃やします。
【藤原奏哉 選手】
「ただボールを持っているだけだと、相手も怖くない。よりゴールに向かう姿勢を見せて、結果的にそれが自分たちのゴールを守ることになるので、そこはもっと求めていかなければいけない」
J2と比べ、プレーの質や個の能力が格段に上がるJ1の舞台。
【桶屋美圭アナウンサー】
「J1で上位を目指す上で何が必要?」
【新井直人 選手】
「難しいと思うが、そこまで悲観的に思わず、自分たちがぶれないことが一番大きなことかなと思っている」
【藤原奏哉 選手】
「“勝つことができるチーム”になりたい。久々のJ1だが、『新潟がここまでやれるんだぞ』というのを見せていきたい」
●NST新潟総合テレビ
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