[J2]後半2点差追いつくもドロー 大宮と2-2、シノヅカ同点弾
明治安田J2第2節第1日は26日、NACK5スタジアム大宮などで2試合を行い、アルビレックス新潟は大宮と2-2で引き分けた。2試合連続の引き分けで、勝ち点は2。千葉が琉球を2-1で振り切り、今季初勝利を挙げた。
新潟は後半にゴールを割り、2点差を追い付いた。
前半7分、自陣でボールを奪われ、FW河田に先制を許した。15分すぎからペースをつかみ、21分にMF高木、23分にMFシノヅカが決定機を迎えたが、ものにできなかった。
後半2分、FW谷口のシュートは相手GKがセーブ。19分、再び河田に得点されたものの、23分にMF本間のドリブル突破から高木がゴール。26分には本間のクロスをシノヅカが頭で決めて同点とした。
新潟の次節は3月5日午後1時半から、デンカビッグスワンで山口とのホーム開幕戦を迎える。
◆決定機つくり手応え
「正直、3、4点入ってもおかしくなかった」。同点弾を決めたMFイッペイ・シノヅカは、2ゴールを含めて5回以上の決定機をつくりだした試合に手応えを口にした。
今季は攻撃に人数を割くことが特徴の一つだ。後半26分の同点の場面では、敵陣で一度ボールを失ったが、高い位置を取っていたDF堀米とMF伊藤で奪還。パスを受けた左サイドのMF本間が正確なクロスを送った。
「(練習で)イメージを共有してきた。それがゴールにつながった」とシノヅカ。得点者を含めて4人がペナルティーエリア内に入り、的を絞らせなかったのも大きかった。
ゴール以外でもサイドを崩し、複数人がゴール前に迫ることで決定機を迎えた。本間のドリブル突破など個人技も光った。1点目を決めたMF高木は「チャンスは仙台戦より多くつくれていた」と話す。その一方で「決められるところを決められなかった。まだまだ改善の余地がある」と反省も忘れなかった。
相手プレスへの対応を誤り、立ち上がりに失点したことも含め、解消すべき課題はある。それでも、今季重視する攻撃が実を結んだのは自信につながる。シノヅカは「チーム力は見せられた。次のホーム戦では勝利をサポーターに見せたい」と必勝を誓った。(運動部・西巻賢介)
◆次につながる 新潟・松橋監督
試合の入りで、あの(相手のプレスにはまった)状況になったのは私の責任。そこからは主導権を握れた。先に点を取られたのは問題。追い付いたのは次につながると思うが、両方のバランスをとってやっていきたい。
◆まだまだ甘い 大宮・霜田監督
勝ち点3を取れず悔しい。やりたかったことと、やれなかったことが半分ずつ。選手は何をすべきかを考えてやってくれたが、2失点目はボールを奪った後にすぐ失ってやられた。まだまだ甘い。
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