J1昇格、J2優勝を決めたアルビレックス新潟 千葉和彦選手が来季への意気込み語る
今シーズンを最高の形で締めくくりました。サッカーJ2のアルビレックス新潟は23日、今シーズンの最終戦に勝利し有終の美を飾りました。
(斎藤キャスター) 「アルビレックス新潟ディフェンダーの千葉和彦選手にニューススタジオにお越し頂き、色々お話を伺います」
(内田キャスター)
「J1昇格、そしてJ2優勝、おめでとうございます。シーズンを終えていまどんな思いですか?」
(千葉選手)
「ほっとした気持ちとこのまままでも2022シーズンまだ皆とサッカーしていたいなという気持ちです」
(内田キャスター)
「圧倒的な攻撃力の一方で失点はリーグ最少の"35”…守備面も光りましたね」
(千葉選手)
「ディフェンス陣だけでなくチーム全体が守備の意識も高くやってこれた成果かなと思います」
■守備面での手ごたえについて
Q)千葉選手はどこに“ことしの強さ”を感じていますか?
(千葉選手)
「ことしは誰が出ても結果の出せる試合が多かったと思います」
今季のアルビは多くの選手が活躍しました。
ゴールを決めた人数は実に20人・・・5月の横浜FCとの上位決戦ではプロ入り2年目のコンビの三戸選手と小見選手。
新潟の10番、本間至恩選手が移籍しても・・・攻撃の核、高木選手が負傷しても・・・チーム一丸となって乗り越えてきました。
Q)なぜ試合ごとにヒーローが生まれたと思いますか?
(千葉選手)
「誰が出てもと先ほど言いましたが、それぞれ選手、個人個人の中には『俺が出たときこそ』とみんな強く思っていたと思うんですね、それがいい結果につながったと思います」
■チームの底上げについて
24日、松橋監督がシーズン総括会見で話しました。
【アルビレックス新潟 松橋力蔵監督】
「本当に感謝しかありません。いい選手とすばらしいクラブに出会うことができた」
より多くの選手が活躍できたことについては・・・
【アルビレックス新潟 松橋力蔵監督】
「最初(去年チームに)来たときに正直、練習の強度の高さは感じなかった。試合に出る選手と出ない選手の差は、試合に出ないと縮まらない。練習だけでは絶対に縮まらない。でも練習で少しでもそれを縮める努力をしようと。(控え組は)練習が終わったら9キロ走るとか、試合と同じくらいの強度を保ったトレーニングを最初のころはしていました」
Q)松橋監督の指導について千葉選手はどんな印象を持っていますか?
(千葉選手)
「きつかったですけど、僕らが練習終わった後に監督も走るんですよ。監督のほうがきつかったのではと思います」 そ
して千葉選手といえば・・・ 去年1月の新体制会見では・・・
<千葉選手(当時)>
「ビッグスワンが僕を呼んでいたからです。チームメイト、そしてファン・サポーターを笑顔にできるところが自分の武器です」
持ち前の明るいキャラクター。その、代名詞といえば・・・
勝利後のパフォーマンス。
人呼んで“千葉劇場” 23日の最終戦では“やぶさめ”で射抜いた先に“松橋監督男前”の文字。プレーで、パフォーマンスで明るく照らしてくれました。
Q)パフォーマンスのきっかけは?
(千葉選手)
「きっかけはホームのヴェルディ戦だったと思いますが、劇的な展開で僕もベンチにいたのですが興奮しちゃってその興奮をどう収めようかというのがパフォーマンスにつながったんです。その場で思いつきました。(アイデアが)降ってきましたんで」
Q)いつ、どうやって考えるんですか?
(千葉選手)
「パフォーマンスを考えると思いつかないので降ってくるのを待ってます。試合前には決まってますね」
そんなムードメーカーの千葉選手に助けられたというのがキャプテンの堀米悠斗選手です。 ことし9月のホーム大宮戦で堀米選手が相手と交錯して額を負傷した際には・・・
<堀米悠斗選手>
「倒れている時から、『娘の名前は?』と聞いてきて僕の意識がしっかりしているか確認してくれた。『あれっ、顔かっこよくなったな』と言われました」
Q)なぜ倒れた堀米選手に娘さんの名前を聞いたんですか?
(千葉選手)
「(堀米選手が)しかめっ面になっていたので、そんなしかめっ面じゃ試合乗り切れないよと思って…笑顔にしてあげようと思って声をかけました」
Q)一方で千葉選手は今シーズン、ケガなどで出場できない時期もありました。どんな思いで過ごしていました?
(千葉選手)
「ケガしてしまったことは仕方ないので、その状況、状況で最大限、自分が何ができるかということを常に考えて、試合に出ている時も出ていないときも常に考えて練習に励んでいました」
Q)来年はJ1での戦いとなります。どのようなことがポイントになるでしょうか。
(千葉選手)
「さらに、さらに厳しい戦いが待っていますのでより一層レベルアップしないとJ1で戦えない、本当に覚悟を決めて戦っていきたいと思います」
Q)最後に県民の皆さんへメッセージをお願いします。
(千葉選手)
「まずは1年間サポートして頂きありがとうございます。来シーズンもさらに新潟のサッカーを見たい、楽しみたいとそういう思いにこたえるべく頑張っていきたいと思います」
(斎藤キャスター)
「千葉和彦選手にお話をお聞きしました。ありがとうございました」
●TeNYテレビ新潟
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