〈J2アルビ〉難敵・東京Vに惜敗も… 最終節を前に2003年以来の“リーグ優勝”決定!【新潟】
サッカー明治安田生命J2リーグ・アルビレックス新潟はリーグ優勝を決め、2003年以来のJ2タイトルを獲って、J1の舞台に復帰することになりました。
悲願のJ1昇格を決めているアルビは10月15日、アウェーで4連勝中の東京Vと対戦。難敵相手に7試合ぶりの黒星を喫しましたが、選手・サポーターは次のステージを見据えています。
8日、満員のスタジアムでJ1への切符をつかんだアルビレックス新潟。
【キャプテン 堀米悠斗 選手】
「一瞬で色んなことが頭の中を駆け回って、本当に感慨深いものがあった」
6年ぶりの悲願達成となりましたが、選手たちが見据えるのは次なるゴールです。
【キャプテン 堀米悠斗 選手】
「ここで喜んで、残り2試合勝てないようでは、間違いなくJ1では通用しない」
J2優勝のタイトルをひっさげJ1の舞台へ。昇格を決めてから1週間後の15日、東京・味の素スタジアムには…
【桶屋美圭アナウンサー】 「アルビのJ1昇格はすでに決まっていますが、J2優勝の瞬間を見届けようと、新潟から約8000人のサポーターが駆けつけました」
【サポーター】
「昇格が決まっただけでなく、優勝も絶対してほしい。目の前で見たいので新潟から来た」
【サポーター】
「昇格はステップ。必ず優勝を祈っている」
優勝を願う多くのサポーターで埋め尽くされたホームさながらの雰囲気で、東京Vとの戦いに挑んだアルビでしたが、序盤から再三シュートを放たれ、守護神・小島が奮闘。前半41分には、相手の強烈なミドルを左手1本で弾きます。
何とか失点を防ぎ、迎えた後半9分。三戸が相手を交わしてゴール前へクロス。ここに藤原が飛び込みますが、相手キーパーに阻まれます。
チャンスを逃すと、その4分後でした。相手のコーナーキックでゴール前の混戦から最後はこぼれ球を押し込まれ、先制を許します。
勝利で優勝を決めたいアルビは後半19分、千葉の縦パスに抜け出した小見がドリブルで持ち運びシュート。しかし、このチャンスは決めきることができません。
その後は相手の勢いに飲まれ、そのまま1-0で敗戦。7試合ぶりの黒星にチームの司令塔・伊藤涼太郎も悔しさをにじませます。
【伊藤涼太郎 選手】
「(J1に)上がるのがゴールではなく、タイトルを獲ることを目標にしているチームなので、上でしっかりやれるような技術・メンタリティーを残り1試合でつけたい」
【サポーター】
「悔しかったが、次は勝ってくれると信じている」
【サポーター】
「せっかく今、新潟のサッカーが盛り上がっているし、アルビの観客も戻ってきてくれたので、その人たちがまた来年からもずっとスタジアムに来てくれるように、いい雰囲気のスタジアムを10月23日(最終戦)に見てもらいたい」
その思いは選手たちにもしっかり届いています。
【キャプテン 堀米悠斗 選手】
「このメンバーでできる最後の試合。気持ちをしっかりと入れて、ここまでずっとサポートしてくれたサポーターのために優勝をプレゼントしたい。その思いだけ」
アルビは15日の試合に敗れたものの、優勝争いの相手・横浜FCが16日に敗れたため、J2優勝が決定。
これを受け、松橋力蔵監督は「敗戦した翌日のことですが、このたびの優勝を受けて、私たちは敗者ではなく、勝者であると考えたいです。多くの方々が私たちを見放さずにご支援し続けてくださる力があったからこそ、私たちは存在できました。それが新潟の強さの裏付けだと思います」とコメントしています。
そして、チームを牽引してきた堀米悠斗キャプテンは最終戦について「今年の信頼関係を象徴するようなゲームにし、試合後はみんなの笑顔と共に記念写真を撮りたいと思います」とコメントしています。
最終戦は10月23日(日)、ホームでFC町田ゼルビアと対戦します。
●NST新潟総合テレビ
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