【解析料理】新潟、自陣右サイドから10失点 J1昇格へ攻守両面でのレベルアップ求められる

日刊スポーツ
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【解析料理】新潟、自陣右サイドから10失点 J1昇格へ攻守両面でのレベルアップ求められる

<明治安田生命J2:新潟0-1大分>◇第34節◇3日◇デンカS

今季のアルビレックス新潟は自陣の右サイドが手薄になって失点するケースが目立つ。0-1で敗れた3日のホーム大分トリニータ戦。前半19分に右サイドバックのDF藤原が相手との1対1を防ぐことができず、クロスから失点した。ゴール前でも相手をフリーにした。今季の失点につながったラストパスの位置(混戦、セットプレーは除く)を新潟側から見ると、左サイドが2失点で、右サイドからはその5倍の10失点(中央は8失点)。チームとしての守備の弱点が明らかになるが、これはJ2各クラブも分析済みのはずだ。

この日の失点シーンは右サイドハーフのシマブクとボランチの島田との間にできたスペースにパスを通されたことに始まる。大分の左サイドMF増山がスピードに乗った段階で、藤原が1対1で対応せざるを得なくなった。チーム全体として一瞬、守りが緩んだ場面。松橋監督は「もったいない失点」と話したが、後半は相手のシュートを1本に抑えただけに、確かにこうした一瞬の隙からの失点は悔やまれる。

それでも後半からは巻き返し、何度も好機をつくった。右サイドからのMF松田の突破、左サイドのDF堀米のスルーパスも光った。しかし、ゴールは遠かった。試合全体として悲観するような内容ではなかったかもしれないが、今季最大の目標であるJ1昇格、その先のJ1定着に向けては攻守両面でのさらなるレベルアップが求められる。【石川秀和】

●日刊スポーツ

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