【新潟】鬼門岡山にまたも勝てず 19年以降4敗4分 島田、伊藤の2ゴールも空しホーム連敗
<明治安田生命J2:新潟2-3岡山>◇第28節◇23日◇デンカS
アルビレックス新潟の3連勝はならなかった。2-3でファジアーノ岡山に敗れ、ホーム2連敗を喫した。岡山戦はこれで19年以来、4分け4敗。暫定順位は首位も「難敵」にまたも屈した。
前半13分に先制されたが、同21分にMF島田譲(31)の直接フリーキックで同点。同32分にはMF伊藤涼太郎(24)がミドルシュートを決めて前半のうちに逆転。だが後半2分に岡山のFWミッチェル・デューク(31)のヘディングで同点を許すと、同43分にDFヨルディ・バイス(33)に決勝点を奪われた。
試合終了のホイッスルと同時に新潟の選手はピッチに視線を落とした。2-2の後半43分、こぼれ球をバイスに押し込まれた。2-1の後半2分にはデュークにヘディングシュートをたたき込まれていた。ともに186センチと警戒していた長身選手にゴールを奪われた。再度の勝ち越しを狙って試合終盤はFW小見洋太(19)、FWシマブク・カズヨシ(22)、FWアレクサンドロ・ゲデス(28)を投入したがゴールは遠かった。
勝利の流れはできていた。1点ビハインドで迎えた前半21分、ペナルティーエリアの右隅付近から島田がフリーキック(FK)でゴールマウスをとらえる。6日のホーム千葉戦でも0-1から直接FKを決め、同点にしていた。ホームで2戦続けてチャンスをものにした。攻撃のギアが上った中で、伊藤の勝ち越しゴールが生まれた。同32分、MF高木善朗(29)の横パスを中央で受けると左足でミドル。今季6点目がチームに勝利を呼び込んだかに見えた。
松橋力蔵監督(53)は「非常に残念。後半、最初の失点でゲームを難しくしてしまい、その後、相手の良さを抑えることができなかった」と話した。ボール保持は64%で岡山を上回り、自分たちのペースに持っていった。ただ要所で押し込まれる場面を招き、そこからゴールを割られた。アウェーで2連勝し、戻ってきた3試合ぶりのホーム戦だったが、6日の千葉戦(1-2)続いて2連敗。途切れた白星は次節アウェー長崎戦(30日)から積み直す。
●日刊スポーツ
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