《激戦のJ2》とにかくホームで強い!アルビレックス新潟 “ホームで負けない”理由を分析!
明治安田生命J2リーグは第19節を終え、アルビレックス新潟は11勝5分3敗で2位につけている。
第17節からの3試合はすべて3-0で勝利し、今季初の3連勝を収めた。そして、ホームでの連勝記録は「9」となり、2013年(当時J1)のクラブ記録に並んだ。
ホームで負けない理由をアルビレックス新潟でGKとしてプレーし、現在営業部の野澤洋輔さんに聞いた。
3試合連続3ー0で今季初の3連勝 エースが活躍
5月29日に行われたホーム戦では、直近9試合負けなしと好調のモンテディオ山形相手に、序盤からアルビ持ち前のパスワークで山形を圧倒した。
スタメンは前節から前線4人を含む5人を入れ替えたが、その選手たちが期待に応えた形で、MF松田詠太郎(4試合ぶり先発)、本間至恩(7試合ぶり先発)、DF田上大地(4試合ぶり先発)が得点。
3―0の快勝で今季初の3連勝となった。この試合について、野澤洋輔さんが挙げたMVPは…
アルビレックス新潟営業部 野澤洋輔さん:
MVPは本間至恩かな。山形のDFを圧倒していたので、あれを毎試合やってくれたら無敵。田上も久しぶりにスタメン復帰して得点もしたし、守備でもしっかり守った
ホームで負けないアルビ ホームは“特別な場所”
そして今季はホームで9勝1分けと、まだ負けがない。
2003年のJ1昇格時にも19試合負けなしと、ホームでの強さを見せていたアルビ。当時、ピッチに立っていた野澤さんも「ホームは特別な場所」と話す。
アルビレックス新潟営業部 野澤洋輔さん:
「ホームに来てくれるサポーターのために絶対勝つぞ!ホームで負けられない」という使命に駆られる。惜しいシーンでスタジアムが盛り上がるので、それが自然と体に乗り移り体が動く。ビッグスワンは「これぞホーム」という雰囲気を作り出してくれるので特別
また、松橋力蔵監督もサポーターの力を実感している。
アルビレックス新潟 松橋力蔵監督:
サポーターの皆さんは日常を私たちに割いてくれている。その期待に応え続けられるように、勝ちを届けることは一番だが、どの試合も全力で向かっていく姿を見せたい
鬼門のアウェー 勝ち切れない試合続く…「6月は勝負の月」
ホームで強さを見せる一方で、今季アウェーの戦績は2勝4分3敗と芳しくない。6月は4試合のうち3試合がアウェー戦ということもあり、野澤さんは“勝負の月”だと位置づける。
アルビレックス新潟営業部 野澤洋輔さん:
アウェーは難しい試合になるし、移動もあるので最低でも引き分けは持って帰りたいが、この引き分けをもう少し勝ちにしていかなければいけない
3試合連続3ー0で勝利し、勢いに乗るアルビ。
野澤さんは徳島戦(6月4日)・大分戦(6月11日)のアウェー2連戦は特に重要だと強調する。
アルビレックス新潟営業部 野澤洋輔さん:
徳島はリーグ最少失点(14点)で、アルビとしては嫌な相手。失点が少ないということは、しっかり守ってセットプレーやカウンターから得点を狙ってくる。守備は我慢できるか、攻撃はこじあけられるかが大事
“ホームで負けないアルビ”が6月のアウェー戦をどう乗り切っていくかが、J1昇格に向けた1つのポイントとなりそうだ。
アルビレックス新潟 松橋力蔵監督:
1節1節僕らを待ち受けている対戦相手が最強の敵。その相手に真っ向勝負を挑むことしかできない。1節1節を大事にできないなら、その先を語る資格もないし、そんなに高いところを見上げられないと思う。目標は高く、視線はいつも自分たちの目の前にあるものへ。それが結果につながる
●NST新潟総合テレビ
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