【解析料理】新潟DF千葉和彦の堅守光る クラブ歴代6位200戦出場
<明治安田生命J2:水戸0-3新潟>◇第18節◇25日◇Ksスタ
DF千葉和彦の堅い守りが光った。J2アルビレックス新潟は25日、アウェーで水戸ホーリーホックに3-0で快勝。19歳のMF三戸と21歳のMF本間の若き2人のアタッカーがゴールを決めたが、36歳のベテランDFは最終ラインを統率。アウェーで今季初となる無失点勝利に大きく貢献した。
この日がクラブ史上7人目のリーグ戦通算200試合出場のメモリアルゲームだった。新潟ではMF田中亜土夢(HJKヘルシンキ)と並びクラブ歴代6位タイに浮上。相手の圧力を受けた前半は、ここぞという場面で体を張り、29分には相手のシュートをスライディングでブロックした。
後半からは細かなラインコントロールで意図して奪ったオフサイドが5回を数えるなど、相手FWの突進をいなした。クラブ歴代8位となる198試合出場のDF舞行龍が不在の中、今季初先発だったDF早川とともにクレバーに相手ボールを奪い返して完封した。
今季は前節終了時で1試合平均のプレー数(ボールに絡んだ回数)がリーグ1位の94回。パス成功率も最高の93%を誇る。広島在籍時には12、13、15年と3度のJ1優勝に貢献。百戦錬磨の元日本代表DFの存在感は今季も変わらない。【石川秀和】
●日刊スポーツ
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