【新潟】移籍期間延長した松田詠太郎「ここで成長したい」イメチェン金髪でJ1に臨む
アルビレックス新潟は5日、高知キャンプで最後の実戦となる練習試合2試合を行い、2連勝と順調な調整ぶりを見せた。18日のセレッソ大阪戦（ヨドコウ）から始まる6年ぶりのJ1リーグに向けて弾みをつけた。
MF松田詠太郎（21）は、横浜からの期限付き移籍期間を延長。新潟2季目でのさらなる成長を自身に求め、持ち前のスピードに磨きをかけている。髪色を「金」にイメチェンして臨む今シーズンも右サイドから多くのチャンスをつくり出し、J1の舞台でインパクトを残す。
松田がJ1のステージで躍動し、まぶしい笑顔と金髪をピッチで輝かせる。横浜から期限付き移籍で加入した昨季は38試合出場で4得点7アシストで、J2優勝とJ1昇格に貢献した。契約を延長して臨む新潟2季目に向け「ここで成長したいと思って残った。ゴールもアシストも昨年以上の数字を残し、勝利に貢献したい」と強い覚悟を言葉にした。
気分転換も兼ね、キャンプ前に黒髪から金髪にイメチェンした。「明るくしようと思って。そしたら…」。同じく黒から金に髪色を変えたFW谷口、丸刈りからオシャレ金髪に変貌したMF小見、既に金髪だったDF新井とかぶった。「活躍して一番、金髪が似合う選手にならないと」。
誰からも好かれる「いじられキャラ」。キャンプ地では宿泊ホテルから練習場への移動は選手同士が乗用車に乗り合いで移動する。運転手役の松田の隣はベテランMF島田。後部座席には谷口、DF渡辺、DF長谷川と“先輩”が同乗する。「（谷口）海斗くんが車酔いするから急ブレーキしないように気をつけてる（笑い）。1発でバック駐車できない時もみんなにちゃかされる」とピッチではスピードを飛ばすが、いつも以上に慎重にハンドルを握り、ゆっくりと車を走らせる。
オフは体を休ませながらも神奈川の実家近くのジムへ週に2、3回のペースで通い、筋トレ。スプリント力を高めるために下半身を中心に刺激を与えた。昨季から続ける肉体改造の効果もあり「相手に横から当たられてもぶれなくなってきているし、初速も上がっている」と手応えを口にする。サイドMFは定位置確保の激戦区だが「縦への推進力で違いを見せていきたい」と自分の特長を再確認するようにうなずいた。【小林忠】
●日刊スポーツ
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