〈アルビレックス新潟〉千葉和彦×三戸舜介 「究極」とは?J1連覇経験のベテランに聞く!
明治安田生命J1リーグ・アルビレックス新潟。いよいよ、リーグ開幕が来週末に迫ってきました。高知県で行われているキャンプも大詰めを迎えていますが、今回はベテラン・千葉和彦選手と20歳の三戸舜介選手へインタビュー。並みいるタレント軍団と対峙するうえで重要な事とは?
現地取材した1月下旬。
【桶屋美圭アナウンサー】
「高知県を代表する景勝地の一つ、桂浜です。アルビは今年も坂本龍馬が見守る町、ここ高知県でリーグ開幕に向けた準備を進めています」
今回、話を聞いたのは、去年25試合に出場し、ピッチ内外で新潟を盛り上げたベテラン・千葉和彦選手と去年21歳以下の日本代表に選ばれたプロ3年目・三戸舜介選手です。
通常、キャンプは走り込みや体幹トレーニングなどの体づくりから始まりますが、今年は…
【千葉和彦 選手】
「選手の走行距離のデータをとるが、思ったよりもその数値がよくて、けっっこう早い段階で、よりサッカーにフォーカスしたトレーニングができている」
実際、練習試合でもその成果が出ていて、強度の高いトレーニングができていることが伺えます。そんな選手たちの闘志に火を点けたのは、松橋力蔵監督の言葉。
【千葉和彦 選手】
「僕がすごく心に残っているのは『究極を目指そう』。もちろん舞台は変わって、J1という舞台に行くが、J1仕様とかJ2だからとかそういう部分ではなくて、自分自身に矢印を向けて突き詰めていくという部分を多分言っていると思う」
千葉選手は、2005年にアルビでJリーグデビューした後、16年間J1でプレー。2012年と13年には広島でJ1連覇も達成し、“究極”を知る一人です。
【三戸舜介 選手】
「自分が小学生のとき、サンフレッチェ広島が近かったので、そのときの千葉さんというイメージ」
こう話す17歳年下の三戸選手は去年、鋭いドリブルを武器に世代別代表のヨーロッパ遠征を経験。
【千葉和彦 選手】
「ちょっとしたきっかけで爆発的に伸びる時期だと思うので、我々としては寂しいけど、新潟から世界に羽ばたいてくれる選手が一人でも増えてくれることは、うれしいじゃないですか!」
【桶屋美圭アナウンサー】
「今から海外移籍するくらいの…」
【千葉和彦 選手】
「ありがとう。今まで!(笑)」
リーグ戦ではケガもあり、24試合6ゴールにとどまりましたが、国際試合での学びを糧に、J1での飛躍を誓います。
【三戸舜介 選手】
「一対一のところで負けないというか、抜ききるだったり、抜かずともシュートを打って決めるだったり、少し抜けなくてもゴールを決められるような考え方は持っている」
松橋監督も、ゴール前でのプレーにはアイデアを要求します。
【松橋力蔵 監督(練習中)】
「タイトな中でしっかり崩していこう。最後、詰まってどうしようもなくなったら何とかしろ!こうで、ああでじゃない。浮かすもあり、色んなアイデアがあっていいと思うよ」
一方、守備では…
【千葉和彦 選手】
「ボールを奪われたら、すぐ奪い返して攻撃という部分で、広大なスペースがディフェンスラインの後ろにできると思う。何とか食らいついて、あとは人任せ!お願いします!という感じで(笑)」
【桶屋美圭アナウンサー】
「去年までは、スーパーゴールと言われていたようなゴールがJ1では普通に起こりますよね。そういったときに、失点したあとのメンタルも重要になると思いますが?」
【千葉和彦 選手】
「そうですね。そこ、すごく大事。セットプレーとかアンラッキーな部分、1失点というのはサッカーでは起こりえるものだと思うので、そこから立て続けに失点しないことが大事だと自分の中では思っている。もちろん0が理想だけど、1失点したときにメンタルで崩れない。1点とれば勝ち点1はとれると思うので、そういった積み重ねが大事だと思う」
これまで以上に1点や勝ち点1の重みが増すJ1リーグの舞台。
【三戸舜介 選手】
「得点2桁は目指している。去年は6点しか取っていないし、あまりチームに貢献できていなかったので、今年は貢献できたら」
アルビは2月18日(土)、アウェーでセレッソ大阪と開幕戦を戦います。
●NST新潟総合テレビ
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