アルビレックス新潟 千葉和彦選手&三戸舜介選手の“今年にかける思い” J1での戦いを前に
新体制で6年ぶりのJ1に挑むアルビレックス新潟は、昨シーズンのメンバーをベースにこれまで築いてきたチームスタイルを究極まで高めることを目指します。そのために欠かせない“ベテラン”と“若手”に、今シーズンの意気込みを聞きました。
話を聞いたのは、J1での経験が豊富な千葉和彦選手(37歳)。2005年から2020年まで16シーズンJ1でプレーし、通算349試合に出場。広島時代にはリーグ優勝経験もあります。 そして、J1初挑戦となる三戸舜介選手(20歳)です。パリオリンピック世代の三戸選手は昨シーズン、年代別の日本代表に選ばれ、けががありながらも6得点の活躍でした。
“新潟で戦う”と決めた理由は?
【千葉和彦選手】
「契約いただけたんで、単純に。今、新潟が試行しているスタイルに自分が今までサッカーやってきたスタイルを合わせやすいといいますか、新潟でやるっていうのが優先順位の高いところにあったので、そんな難しい選択じゃなかったです」
【三戸舜介選手】
「新潟のサッカー好きだし、選手スタッフ好きだし、サポーターも好きなんでここで自分が活躍しなきゃいけないと思ったので、だから今年も新潟でプレーしようというふうに思いました」
始動した新チームには、ある変化が…
【千葉和彦選手】
「顔ぶれは変わらないんですけども、髪型がすごく変わった選手が多くて。色々明るく髪色を変えてきた選手もいたので、また新たなスタートだなっていうイメージのあるトレーニングでした」
―三戸選手は髪型を少し変えた?
【千葉和彦選手】
「イメージは髪の毛に“アオサ”を…?」
【三戸舜介選手】
「“アオサ”をイメージしていこうかなって思って…というのは冗談なんですけど。 ちょっとパーマをかけようと思ったんですけど、やりすぎちゃって“アオサ”になっちゃった」
ちなみに三戸選手と同い歳の小見選手も… トレードマークだった丸刈り頭から金髪にイメージチェンジをしていました。
J1で楽しみにしている対戦チームは?
6年ぶりのJ1での戦いとなる今シーズン。2人が対戦を楽しみにしているチームを聞いてみました。 三戸舜介選手が選んだのは、川崎フロンターレ!
【千葉和彦選手】
「ムム?!ムムムムムム!移籍したいってことですか?」
【三戸舜介選手】
「そういうことじゃないですけど。どんなサッカーするというか対戦してみたいなというふうに思いました」 千葉選手は、かつて所属したサンフレッチェ広島と名古屋グランパスの2チームをチョイス。
【千葉和彦選手】
「名古屋もちょっとしかいなかったですけども、すごく良い仲間と良いスタッフにいいサポーターに恵まれたんでね。その人たちの前で元気な姿見せたら喜ぶかなと思って」
2人が今季お互いに期待すること…
年齢の差が16歳の2人がお互いに“期待すること”とは何なのでしょうか。 ―まずは三戸選手からお願いします。
【三戸舜介選手】「そうですね、やっぱ点とって欲しいですね」
【千葉和彦選手】「笑」
―千葉選手はディフェンダーですが、どういったシーンで得点を?
【千葉和彦選手】「ミドルシュートだな」
【三戸舜介選手】「セットプレーじゃなくて、ミドルシュートももっているので、無回転の」
【千葉和彦選手】「仙台戦、あのときいたよな?」
【三戸舜介選手】
「いました。あのとき結構“ガチ”で入ったかと思いました」
【千葉和彦選手】
「俺も入ったかと思った」
―“攻守”で期待される千葉選手が、若い三戸選手に期待するのは…
【千葉和彦選手】
「もう数字ですね。結果、ゴールとアシスト。 もう代表とかも海外とか本当に狙ってほしいと思いますし、なんかフロンターレとか安易なところに移籍せずにね、至恩みたいに、すぐ海外に行ってほしいなと思います。行くなら」
―具体的な数字は?
【千葉和彦選手】
「8(点)ぐらい行けばいんじゃないすか。さすがに10は期待しないけど、8いったら大したもんですよ」
【三戸舜介選手】
「笑。10(点)取ります」
今年の決意を漢字一文字で!
【三戸舜介選手】
「『勝』」
「勝負の年っていう意味の勝つじゃないですけど、自分に勝つという意味もあったり。あとは本当J1の舞台で勝ち続けるというか、そういう本当に勝つというところを大事にしていきたいかなっていうふうに思いました。」
―千葉選手は?
【千葉和彦選手】
「愉しむ(たのしむ)という、愉快の『愉』」
「たのしむって『楽』という漢字もあるんですけど。こっち(愉)はどっちかというと、能動的な意味で、もしかしたら厳しい状況になるかもしれないですけども、そういったときも受け身ではなくて能動的に、自分たちからそこに向かっていって、それを愉しむぐらいの強い気持ちを出しながら、シーズンを過ごしていければいいかなと」
それぞれの決意を胸に、およそ1か月後に始まるJ1の舞台で羽ばたきます!
●BSN新潟放送
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