【解析料理】GK小島亨介は全42試合3780分間にフル出場 リーグ最多の18完封/新潟総集編3

日刊スポーツ
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【解析料理】GK小島亨介は全42試合3780分間にフル出場 リーグ最多の18完封/新潟総集編3

アルビレックス新潟 解析料理:22年総集編(3)>

MVPは選べない-。今季のアルビレックス新潟は全員サッカーでJ2優勝を飾りました。史上初めて2桁得点者なしでの優勝。松橋力蔵監督(54)は「全員が戦力」と27人をピッチに送り出し、今季リーグ最多20人が得点を決めました。「全員がMVP」かもしれませんが、日刊スポーツでは「アルビレックス新潟 解析料理」の22年総集編として各賞(5人)を選出。第3回はGK小島亨介(25)です。

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小島はチームで唯一の「皆勤賞」だ。全42試合3780分間にフルタイム出場。2試合連続同じ11人が先発したのは1度だけだったが、新潟のゴールマウスは常に小島が守り続けた。要所で好セーブを見せてリーグ最多の18完封。総パス数はGK最多1500本を超え、攻守両面で最後尾からチームを支えた。

足元の技術が確かだから相手のプレスにも動じなかった。相手が奪いに来なければ慌てず、急がず、ボールをキープ。シーズン序盤戦は1ボランチで先発したMF高、島田がセンターバック2人の間に下がって組み立てることも多かったが、布陣変更をきっかけにGK小島がエリア外に出てプレーする機会も増え、中盤から前線にかけて優位性を保てるようになった。

相手にしてみればGKの位置までプレスをかけ続けるのはかなりの労力だったはず。ボールを奪えないまま疲れて全体の陣形も間延びし、試合終盤には新潟が攻め込むスペースが生まれた。残り20分を切ってからの決勝点は5度もあった。

昨季はけがもあって9試合の出場にとどまり、U-24日本代表での東京五輪出場を逃したが、その実力は日本代表クラス。攻守に安定感をもたらす25歳レフティーがいる限り、J1の舞台でもチームが大崩れすることはない。【石川秀和】

●日刊スポーツ

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