【新潟】J2優勝に貢献のDFデンがオーストラリア代表選出「勝ち進みたい」初のW杯へ抱負

日刊スポーツ
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【新潟】J2優勝に貢献のDFデンがオーストラリア代表選出「勝ち進みたい」初のW杯へ抱負

J2アルビレックス新潟のDFトーマス・デン(25)が、ワールドカップ(W杯)カタール大会に出場するオーストラリア代表に選出された。8日、新潟のチーム練習後、クラブハウスで行われた記者会見に臨み、「新潟で示しているようなプレーで勝利に貢献してグループリーグを突破し、勝ち進みたい」と初のW杯に向けて胸を躍らせた。

新潟の地で幼い頃からの夢をかなえた。1月にJ1浦和レッズから完全移籍で加入も、ケガの影響でリーグ序盤戦は出番なし。長いリハビリが続いたが、松橋力蔵監督(54)やチームメート、スタッフらに支えられ、8月14日栃木戦で新潟デビュー。スピードを生かした守備とビルドアップ能力を生かして8試合に出場し、新潟のJ2優勝とJ1昇格に貢献した。「優勝、昇格の目標を成し遂げてからW杯に臨めることに感謝している。新潟で新しい友だちもできた。移籍はいい決断だった」と笑顔を見せた。

昨年の東京五輪ではU-24オーストラリア代表の主将として3試合に先発し、1次リーグ初戦で強豪アルゼンチンから金星を挙げた。ケニア出身のセンターバッグは長い手足と身体能力を生かしたプレーで2-0の完封勝利を呼び込んだ。今大会は1次リーグD組でフランス、デンマーク、チュニジアと対戦する。「タフなグループだが相手を恐れずに自分たちの力を示したい」と決意を示す。

新潟からは10年南アフリカ大会に出場したFW矢野貴章(38、現J2栃木SC)以来、3大会ぶりのW杯戦士となる。デンは「(新潟から)12年ぶりの代表選出は光栄なこと。みなさんと喜びを共有できてうれしい。Jリーグ、新潟を代表して戦います」と話した。【小林忠】

●日刊スポーツ

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