【新潟】昇格の喜びを全パートナーと分かち合いたかったが…勝利の瞬間どこにいるべきか悩んだ

日刊スポーツ
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【新潟】昇格の喜びを全パートナーと分かち合いたかったが…勝利の瞬間どこにいるべきか悩んだ

「ピッピッピッー」試合終了のホイッスルが鳴り、10月8日、ついにその時が訪れた。6年ぶりのJ1復帰! スタジアムは歓喜に包まれた。

僕はその瞬間、ご来賓の観戦席にいてパートナー企業の皆さまと喜びを分かち合った。19年前、初めてJ1昇格を決めた時はピッチにいたため、実際にサポーターが喜ぶ姿を見ることができなかった。今回はしっかりと目に焼きつけられた。19年前もこんなに喜んでいてくれたかと思うと、本当にうれしくなった。

営業の試合中業務は、プレミアムビューボックスと呼ばれる個室観覧席やスタンドで観戦されているご来賓へのあいさつ回り。じっくり試合を見ている暇はない。8日も多くのご来賓が来場し、試合はほとんど見られていない。大事なことは、ゴールを決めた瞬間、試合に勝った瞬間にどこにいて誰とその喜びを分かち合うかだ。

営業を始めて3年、今回の勝利の瞬間ほど、どこにいるべきか悩んだことはなかった。できれば全パートナーの皆さまと分かち合いたかった。逆を言えば、それだけたくさんのパートナー企業の皆さまに応援(ご来場)していただけていたということだ。

あの日、こんなにうれしく悩ましい時間を過ごしたのは満員のスタジアムで僕だけだっただろう。(アルビレックス新潟営業部員 野沢洋輔)

●日刊スポーツ

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