【Jリーグ公式戦評】明治安田生命J2リーグ 第41節

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魂で守り抜いた東京V。首位・新潟を1-0で下す

状態の良いチーム同士による、緊迫感ある前半となった。この試合で勝てば優勝が決まる首位の新潟は6戦負けなし、対して9位の東京Vも4連勝中で3試合連続クリーンシート。簡単にはスキを見せない。

序盤から、新潟はGK小島 亨介も参加するビルドアップでじわりじわりと前進する。対して、東京Vも全体のラインを高くして、集中したコンパクトな守備で構えた。保持率で下回ったホームチームだが、奪えばシュートやクロスで終わっていた。

なかなかシュートを放てない新潟だったが、23分に左サイド深くまで進出。堀米 悠斗のクロスをフリーで待っていた三戸 舜介が合わせたが、枠を捉えられない。東京Vもゴールに迫る。加藤 蓮のクロスを染野 唯月がヘディングで合わせた25分のシーンなど、ゴールまであと一歩に迫ることも。

後半も序盤から新潟が丁寧なポゼッションを見せ、奪われてもセカンドボールを拾って2次攻撃を繰り出していく。その流れに抗い、東京Vは前半の終盤に相手との接触で左足を痛めていたバスケス バイロンと梶川 諒太を下げて佐藤 凌我と平 智広を投入。するとその2分後の58分、CKを粘り強く触った東京Vは、最後に染野が押し込んで先制点を奪った。

新潟は65分、DF裏に抜け出した小見 洋太がGKと1対1を迎えるも、シュートは枠外に。逆に75分、またも東京VがCKから平がシュートを狙う惜しい場面を作る。

その後は、疲労の見える東京Vを新潟が攻め立てる。何度もゴール前にボールを送ったが、体を張った緑の守備にすんでのところではね返された。足がつる選手も出ていた東京Vは魂で守り抜いた。

これで東京Vは5連勝だ。15日時点でJ1参入プレーオフ進出の可能性を残している。タフに戦い続けた面々は終了後、ピッチに倒れ込んだ。

歓喜の緑に対して、多く集ったオレンジのサポーターもコールとチャントを続けて、選手の顔を上げさせていた。

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