【週末J2まとめ】アルビレックス新潟は6年ぶりのJ1昇格が決定。残り1枠のプレーオフ出場圏内争いは大混戦|Jリーグ
【国内サッカー ニュース】10月8日、9日に明治安田生命J2リーグ第40節が開催。アルビレックス新潟が6年ぶりのJ1昇格を決めたほか、プレーオフ出場圏内の争いが残り1枠に。残留争いにも動きがあった週末となっている。
今節の結果次第で新潟と横浜FCにJ1自動昇格が決まる可能性があった。
先に試合に挑んだのは新潟だ。ホームでベガルタ仙台と対戦した新潟は勝点1以上を積み上げればJ1昇格が決まるという状況。そういった中で、前半はなかなかゴールをこじ開けることができなかったが、しっかりとボールを保持しながらゲームを支配していく。すると64分、MF伊藤涼太郎が見事なコントロールシュートを沈めて先制に成功。これで勢いに乗ると、さらに77分にMF島田譲の折り返しに反応した伊藤が再び枠内へと流し込んでリードを2点に広げた。
終盤はプレーオフ出場圏内死守のため負けられない仙台が攻撃の圧力を強めてきたが、後半のアディショナルタイムにさらに追加点を奪取。3-0で快勝した新潟は、嬉しい6年ぶりのJ1復帰を決めた。
新潟が昇格を決めた一方、横浜FCは昇格が持ち越しとなった。プレーオフ出場圏内でのフィニッシュを目指す大分トリニータと対戦した横浜FCは、立ち上がり5分に大分に先制点を献上する苦しい展開に。その後、互いに1点を取り合って迎えた56分には、FW小川航基がこの日、2得点目を奪い再び同点に追いつくことに成功したが、72分に古巣対決となったMF野村直輝に強烈なミドルを沈められて万事休す。
あと一歩のところで勝利を手にすることができなかった横浜FCは、3位のファジアーノ岡山が勝利したために今節での昇格を決定することができず。次節、勝利すれば昇格が決定する状況だが、嫌な敗戦となった。
一方、横浜FCを破った大分は6位以内を確定。ホームでザスパクサツ群馬に快勝したロアッソ熊本も6位以内を確定させている。
プレーオフ出場圏内となる6位以内の争いでは、残り1枠をかけて熾烈な戦いが繰り広げられている。今節、V・ファーレン長崎との直接対決を制した徳島ヴォルティスが6位に浮上。同勝点で新潟に敗れた仙台が続き、勝点1差で水戸ホーリーホックに引き分けたモンテディオ山形、勝点4差でジェフユナイテッド千葉、東京ヴェルディ、長崎が並んでいる。残り2試合で勝点差4の争いがどうなっていくか今後も注目だ。
残留争いではレノファ山口をホームで破った大宮アルディージャが自力で残留を確定。逆に最下位に位置していたFC琉球がツエーゲン金沢を破り21位に浮上。熊本に大敗を喫した群馬との差を「5」とし、残留に望みをつなぐ勝利を手にしている。
■J2リーグ第40節結果
秋田 3-0 千葉
新潟 3-0 仙台
長崎 1-2 徳島
熊本 5-1 群馬
岩手 0-2 東京V
甲府 1-2 岡山
山形 0-0 水戸
大宮 2-1 山口
町田 0-1 栃木
金沢 1-2 琉球
横浜FC 2-3 大分
●DAZN
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