【新潟】野沢洋輔氏「復帰は通過点　選手はすでにJ1の試合イメージ」お客さんと一緒に歓喜

＜アルビ新潟J1に衝撃を＞

J2アルビレックス新潟が8日のホームベガルタ仙台戦で3－0で勝利し、6季ぶりJ1復帰を決めた。日刊スポーツ新潟版でコラム「ノザ　ただ今　奮闘中」を執筆中の元新潟GKでアルビレックス新潟営業部員の野沢洋輔氏（42）が、自身が経験した03年の初昇格時との比較や、来季への期待を話した。

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J1復帰。素直にうれしいですね。僕は営業、OB、ある意味サポーター的な立場で喜びました。シーズン中も新規のパートナーになってくださる企業さんが多かったのはアルビが明るい話題を届けていることを感じ取ってくださるから。営業冥利（みょうり）に尽きます。

初昇格の経験者としては「決まるまで何が起きるか分からない」と思っていました。僕らの時は少しずつプレッシャーを感じ、最終節までもつれた。でも今年の選手はたくましい。仙台戦後の振る舞いを見ると復帰は通過点で、すでにJ1の試合をイメージしているように感じました。

今回、約3万3000人のお客さんの中で復帰を決めることができました。03年11月23日に超満員のビッグスワンで初のJ1昇格を決めた日のことを今でも話してくださるサポーターがたくさんいます。20年近く歴史を語り継いでくれている。お客さんが一緒になって決めたという感情が未来のアルビを作っていくんです。今回の復帰を見た人たちが、その土台になると思っています。

僕ら営業部員は、もう来年に向けた戦いが始まっています。これからどれだけ新規スポンサーを獲得できるかが、来年のチーム強化にもつながってきます。その中で、僕にしかできないことをやろうと思っています。

（アルビレックス新潟営業部員　野沢洋輔）

◆最多入場者　J2リーグ戦の最多入場者数は03年11月23日の最終節、新潟－大宮戦（新潟スタジアム＝当時）で4万2223人。新潟がFW上野優作（現日本代表コーチ）のゴールで1－0で勝利し、クラブ史上初のJ1昇格とJ2優勝を決めた試合となっている。

●日刊スポーツ

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