【新潟】17年以来6季ぶりJ1復帰!リーグ最多71得点を記録/年度別成績
<明治安田生命J2:新潟3-0仙台>◇第40節◇8日◇デンカビッグスワンスタジアム
首位のアルビレックス新潟が17年以来6季ぶりのJ1復帰を決めた。ホームでベガルタ仙台に3-0で快勝。勝ち点を81に伸ばし、2試合を残してJ1自動昇格圏の2位以内を確定させた。後半19分と同32分にMF伊藤涼太郎(24)が連続ゴール。同ロスタイムには途中出場のFWゲデスがとどめを刺した。勝利を呼び込んだ伊藤は「目標を達成できたことを満喫したい」と喜びをかみしめた。
松橋監督は「前半、堅いブロックを崩せなかったが、後半、いち早くリアクション取ってくれ、得点に結びつけた。やればできるという得点を重ねてくれた。これまで積み上げた強みが出せた」。今季、コーチから初めてプロの監督業に挑み、アルベル前監督(現東京)が植え付けたポゼッションサッカーに「縦への意識」をプラスした。2桁得点を挙げる選手はいないが、総得点は昨季の61得点を上回るリーグ最多の71得点。ここまで20選手がゴールをマークするなど、どの位置からでも得点を奪える強さを発揮した。
夏にはエースのMF本間がベルギーリーグへ移籍。リーグ終盤では司令塔のMF高木が重傷を負って離脱したが、松橋監督は年間を通じ選手をローテーション起用し、競争を活発にさせて全体の底上げを進めた。5シーズンという長いJ2生活で地道に力をつけ、J1の舞台に戻る。【小林忠】
●日刊スポーツ
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