新潟が6シーズンぶりのJ1昇格を決める! 3万人超の大観衆の前で伊藤涼太郎が2発!【明治安田J2第40節】
8日、明治安田生命J2リーグ第40節のアルビレックス新潟vsベガルタ仙台がデンカビッグスワンスタジアムで行われ、3-0で新潟が勝利。J1昇格が決定した。
現在首位の新潟。勝ち点は78、3位ファジアーノ岡山との勝ち点差は「9」となっており、今節勝ち点1以上を積めば、2017年以来6年ぶりのJ1昇格が決定する。
対する仙台は勝ち点59で現在6位。ギリギリでプレーオフ圏内にいるものの、7位のモンテディオ山形とは勝ち点差「2」、8位の徳島ヴォルティスとも勝ち点差「3」という状況。敗れれば、昇格から遠ざかる可能性がある。
新潟は前節からスタメン6名を変更。対する仙台も4名を変更と、両チームともに大きく選手を入れ替えて、大事な一戦に臨んだ。
昇格を見守ろうと3万2979人という大観衆が集まったビッグスワン。その中で、ファーストシュートは3分に仙台がはなった。カットインから氣田が右足でシュートを放つが、GK小島が正面でキャッチする。
落ち着いてボールを回し、守備から早い攻撃を仕掛けた新潟は14分にビッグチャンス。縦パスを受けた谷口がキープして左へパス。これをボックス内で受けた小見がシュートも、佐藤がなんとかクリアしてゴールを許さない。
新潟は21分にもチャンス。最終ラインからのロングフィードを谷口が前線で落とすと、小見のパスを受けた島田がボックス左からグラウンダーのクロス。これは流れるが、走り込んだ三戸がシュートを放つが、サイドネットを揺らす。
一進一退の攻防が続く中、新潟は43分、縦パスを受けた伊藤がボックス際でかわしてシュートを狙うが、佐藤が足をかけてファウル。直接FKのチャンスを得ると、伊藤が直接シュートを放つが、クロスバーに直撃。GKの逆を突いたがゴールとはならなかった。
ゴールレスで前半を終えた試合。互いに交代はなく後半を迎えると、立ち上がりから主導権を握ったのは新潟。何度となく前に圧力をかけて攻め込んでいく。
仙台は54分に氣田亮真に代えて富樫敬真を投入。攻撃に変化を加えていく。
それでも56分に新潟が一瞬の隙を突き、遠目から千葉がミドルシュート。これは枠を強襲するが、GK小畑がセーブする。
攻め続けた新潟だったが64分についにスコアを動かす。左からのスローインを伊藤が受けると島田にパス。ボックス中央で受けた島田がリターンを返すと、伊藤が右足で流し込み、新潟が先制。貴重なゴールを奪う。
先制した新潟は攻勢をやめない。69分、一瞬の隙をついて裏に抜け出した谷口に対して舞行龍ジェームズがフィード。ボックス内でダイレクトでシュートを打つが、クロスバーに嫌われる。
73分には三戸がハーフウェイライン付近からドリブルスタート。相手に対応されながらもバイタルエリアまで持ち込み、自ら右足一閃。鋭いシュートが飛ぶが、これはわずかに枠を越えて行く。
すると77分、またしてもネットを揺らしたのは伊藤。ボックス内左で島田のパスを受けた三戸が外側を追い越した島田にパス。クロスは相手が触るも、浮き球を伊藤が蹴り込み、新潟が追加点を奪う。
仙台は82分、クリアボールをボックス内でフォギーニョが胸トラップからダイレクトシュート。鋭いシュートが飛んだが、これは枠を外れる。
終盤にかけては仙台が攻め込んでいくが、新潟の集中した守備の前に得点は奪えず。最後までしっかりと戦った新潟はアディショナルタイム4分にカウンターからアレクサンドレ・ゲデスが決めてダメ押しの3点目。昇格争う仙台を3-0で下しJ1昇格が決定。来シーズンは6シーズンぶりにJ1を戦うこととなった。
アルビレックス新潟 3-0 ベガルタ仙台
【新潟】
伊藤涼太郎(後19、後32)
アレクサンドレ・ゲデス(後49)
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