J2アルビレックス新潟 「最高の結果を」MF伊藤涼太郎が見るミライ
6年ぶりのJ1復帰に向けて突き進むアルビレックス新潟。 中でも注目はリーグトップのアシスト数で、チームに貢献するMF伊藤涼太郎選手です。今季、J1浦和レッズからアルビレックス新潟に加入した思いに迫ります。
【伊藤涼太郎選手】
「自分が本当に大きな覚悟を持って新潟に来たっていうのを、プレー、ピッチの中で示していけたらいいなと思います」
今シーズン、J1浦和からの完全移籍でアルビに加入した伊藤涼太郎選手(24歳)。 新加入ながら、ここまでキーパー小島選手とともに全試合に出場し、7ゴール9アシスト(※9月12日時点)とチームで最も多くの得点に絡む活躍を見せます。
【松橋力蔵監督】
「独特のあの感覚とあのドリブル、もうボールをやっぱりうまく扱うこともできる選手ですし、そういう中で、違いを生み出す選手だとは思っています」
伊藤選手の特徴は、予測を超えるドリブル、相手の逆をつくパス、そして狙いすましたシュート!相手を寄せ付けないプレーで攻撃にアクセントをつけます。
【伊藤涼太郎選手】
「お金を払って見に来てくれるサポーターに対して、やっぱり『自分のプレーをもう1回見たい』と言ってもらえるようなプレーをするというのを、自分の中では心がけてますね」
そのプレーはすでにサポーターの心を掴んでいます。
【サポーター】
「伊藤涼太郎選手を推しているので」「魅了するプレーが多いので、僕は好きですね」
アルビレックス新潟には、伊藤選手と同じ「トップ下」のポジションにMF高木善朗選手がいます。シーズン序盤はその高木選手と入れ替わるようにプレーすることが多かった伊藤選手。
ただ、MF本間至恩選手の海外移籍以降は、「左サイドハーフ」でプレーすることが増えました。 「トップ下」の高木選手とともに、攻撃のタクトを振るう伊藤選手。 近くでプレーする高木選手は…
【高木善朗選手】
「ビルドアップの出口にならなきゃいけないところが多いので、そこを涼太郎もやってくれますし、自分もやるっていうところで、2つ“出口”があるようにあって、かなりつぶされる機会も減ったかなと思いますし、その分、涼太郎もファールされてることもありますけど」
【伊藤涼太郎選手】
「(高木選手と)やりやすさも手応えも感じてますし、やっぱり大事にしてるのは距離感は大事にしてますね」
35節の琉球戦でも、2人の連係で得点が生まれました。 伊藤選手が身体を張ってボールを繋げると、パスを受けた高木選手が仕留めます。
【高木善朗選手】
「お互いプレースタイルも似ていて、どこでボールが欲しいかとか似ているので、僕が好きなところに(伊藤選手が)ボールを転がしてくれた」 さらに、伊藤選手が盛り上げるのはピッチの中だけではありません。
【松橋力蔵監督】
「キャラクターも結構面白く、最近はどんどん自分を表現しているような姿というのが多く見受けられるので、公私ともにやはりチームの中で存在感っていうのは少しずつ増してきてるのかなと」
加入後、すぐにチームにマッチし、今やアルビに欠かせない存在となりつつある伊藤選手。
【伊藤涼太郎選手】
「やっぱり新潟に来てよかったと思える瞬間は、最初やっぱり昇格するときだと思うんで、それまではやっぱり気を抜けないですし、とりあえず今年は本当に昇格するまでは、昇格っていうより優勝ですね。優勝するまでやっぱり突っ走っていきたいなと思います」
最高の結果で証明する覚悟の伊藤選手。
最低でも2桁ゴールを目指しているということで、新潟に来た意味を、今シーズン証明してほしいと思います。
●BSN新潟放送
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