【Jリーグ公式戦評】明治安田生命J2リーグ 第39節

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1点ずつを取り合い痛み分けに。新潟は今節での昇格決定とはならず

今節に昇格が懸かる新潟か、J1参入プレーオフ進出へギリギリの山形か。NDソフトスタジアム山形に12,072人を集めた注目の一戦は、前半に山形が先制するも新潟が追いつき、1-1のドロー。新潟の今節でのJ1昇格決定はならなかった。

やや暑さはあるものの、最高のフットボール日和の中、山形のキックオフで始まった試合は、息詰まる展開が続く。互いにボールを保持しながらパスをつないで攻め込もうとするが、守備では中盤でコンパクトに構え、相手の狙いも的確にとらえながらミスを誘い、ボールを奪い合う展開。互いに決定機を作れない時間が続いたが、徐々にセカンドボールで優位に立った山形が攻め込み始める。

25分には折り返しにディサロ 燦シルヴァーノがシュートを打つなど、山形が主導権を握る。34分にはCKの流れから折り返しをニアで山田 康太が触ると、ディサロがボレーで突き刺し、先制に成功した。山形は接触で足を痛めた山田 康太が前半のうちに河合 秀人と交代するなどアクシデントはあったが、1-0のまま前半を折り返した。

後半開始から谷口 海斗と小見 洋太を投入した新潟は攻撃のテンポを上げ、山形を押し込む時間を作る。その中で伊藤 涼太郎のミドルシュートや谷口のサイドネットを揺らすシュートなどもあったが、山形も懸命な守備で耐え続けた。65分、新潟のCKの場面では谷口のヘディング、またそのこぼれ球を至近距離で藤原 奏哉がシュートを狙ったが、いずれもGK後藤 雅明の好セーブに阻まれた。

その後も攻め続けた新潟がついにゴールにたどり着いたのは85分。新潟が右サイドのスローインで山形のブロックの外を回すと、左サイドで受けたのは堀米 悠斗。一度差し込んだボールが戻ってきたところで再び差し込むと、谷口が反転して左スミに決め切った。

その後は勝点3を目指して互いに余力を振り絞り、攻め合いに臨んだが、双方に勝ち越しゴールは生まれなかった。

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