J2首位の新潟、山形とドローでJ1昇格決定お預け…先制許すもFW谷口の技あり弾で追い付く
[10.1 J2第39節 山形 1-1 新潟 NDスタ]
J2第39節が1日に行われ、首位アルビレックス新潟は敵地で7位モンテディオ山形と1-1で引き分けた。6年ぶりのJ1昇格に王手をかけていたが、次節以降に持ち越し。一方、消化試合が1つ少ない山形は、J1参入プレーオフ出場圏内の6位ベガルタ仙台と暫定で3ポイント差としている。
新潟は残り4試合となった前節終了時点で、3位のファジアーノ岡山と勝ち点8差。この日の山形戦で勝利を収め、2日に岡山が引き分け以下に終わると、今節にJ1自動昇格圏内となる2位以内が確定していた。
互いに譲れない一戦は、アウェーの新潟が先に主導権を握るが、前半途中から山形が押し返していく展開となる。
前半32分にFWディサロ燦シルヴァーノの直接FKがゴールを襲うと、その流れで獲得したセットプレーを起点に先制弾が生まれた。
前半34分、一度相手に阻まれて迎えた2度目の右CKから、キッカーのFW國分伸太郎が再び右足でクロスを供給。これもクリアされるが、攻撃を作り直して國分がペナルティエリア内左へロングパスを送る。
攻め残っていたDF松本怜大が頭で落とし、近くのMF山田康太がつないだボールをディサロが左足で蹴り込んだ。
ディサロは今夏の加入から出場13試合で5ゴール目。山形は前半42分、アクシデントでプレー続行不可能となった山田に代え、MF河合秀人を投入する。さらに同44分、DF山崎浩介が相手との接触で倒れ込むが、大事には至らず、そのまま1-0で前半を終えた。
後半は1点を追いかける新潟がMF伊藤涼太郎を中心に猛攻を仕掛ける。後半16分に伊藤が強烈なミドルシュートでゴールを脅かすと、同19分には伊藤の右CKからFW谷口海斗がヘディングシュート。GK後藤雅明に止められ、こぼれ球にDF藤原奏哉が詰めるが、ここも後藤の体を張った守備で同点とはならない。
その後も山形の守備を破れずにいた中、後半40分にゴールを奪う。複数人が絡むパスワークからDF堀米悠斗がペナルティエリア内中央の谷口につなぎ、受けた谷口が反転から右足でゴール左に流し込んだ。
谷口はチーム1位タイの今季9得点目をマーク。新潟は逆転を目指して攻め込んだものの、1-1でタイムアップの笛を聞いた。これで連勝は4でストップ。今節にJ1昇格を決めることはできなかった。
●ゲキサカ
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