【プレビュー】山形がホームで意地を見せるか、新潟が昇格に王手をかけるか|Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田生命J2リーグは10月1日と2日に第39節の11カードを開催。今節でJ1昇格が決まる可能性のあるアルビレックス新潟はプレーオフ進出を狙うモンテディオ山形のホームに乗り込む。
J1昇格プレーオフ圏内と勝点4差のモンテディオ山形とJ1昇格に王手をかけているアルビレックス新潟がNDソフトスタジアムで激突。お互いに目標達成に向けて勝点3が欲しい状況だけに熱い攻防が繰り広げられるだろう。
ホームの山形はプレーオフ進出に向けてここが正念場だ。直近6試合は3勝3敗と五分の成績で思ったようには勝点を積み上げられていない。3連勝がかかった前節・東京ヴェルディ戦は雷雨の影響で前半途中に中断するアクシデントに見舞われると、試合再開後はリズムを生み出せないまま0-1で敗戦。痛い黒星となった。
切り替えとリバウンドメンタリティーが問われる今節は、首位を迎え撃つこととなるが、反対にここで勝点3を手にできれば、それは大きな価値を持つ。ホームでアグレッシブな姿勢を貫き、新潟を攻撃的マインドで凌駕できるかがカギを握る。
その中で期待を寄せたいのは背番号10の山田康太。ここ3試合は途中出場が続いているが、攻撃の中心的存在であることは変わらない。この大一番でその能力を最大限に発揮し、ホーム4連勝に導きたい。
アウェイの新潟は、いよいよJ1昇格が目前に迫っている。この試合に勝った上で翌日に3位のファジアーノ岡山が引き分け以下に終わると残り3試合で勝点差は『10』となり、昇格が決定する。
そんな大一番に挑むチームの状態は良好だ。現在4連勝中で喫した失点はたった『1』。前節・大宮アルディージャ戦は終盤まで均衡した展開が続くも、途中出場の秋山裕紀がJ2初ゴールを決め、最少スコアでの勝利を引き寄せた。
いまのチームを見ていると誰がピッチに立ってもパフォーマンスが落ちることはほとんどなく、日替わりでヒーローが登場しているのも充実している証。簡単なゲームにはならないであろう今節も新たなラッキーボーイの出現が待たれる。
ホームで勝たなければならない山形が前に出てくることが予想される中、それを上回る攻撃と押し込まれた時間帯では焦れずに我慢できるかが大事になる。歓喜の瞬間を味わうためにもまずは自分たちが勝点3をつかみ、翌日の吉報を待ちたい。
●DAZN
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