【解析料理】新潟の守護神・GK小島亨介、PK防いで無失点勝利貢献はクラブ15年ぶり3人目

日刊スポーツ
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【解析料理】新潟の守護神・GK小島亨介、PK防いで無失点勝利貢献はクラブ15年ぶり3人目

守護神が3試合連続の無失点勝利をたぐり寄せた。2-0で勝利した27日のアウェー岩手戦。0-0の後半4分にカウンターから与えたPKをGK小島亨介(25)が左に跳んでがっちりキャッチした。その1分後には先制点が生まれてチームは勢いに乗った。

新潟のPK献上はリーグ戦通算97度目だったが、そのキックをセーブしたのは19年4月の岡山戦でのGK大谷幸輝以来3年ぶり。19年の大谷はその後のこぼれ球を押し込まれて失点しており、PKを防いで無失点勝利に貢献したのは07年8月の神戸戦でFW大久保嘉人のシュートを防いだGK北野貴之以来、クラブ15年ぶり3人目だ。

今季、ここまでチームで唯一、全試合フルタイム出場中。フル出場して無失点だったGK完封は今季リーグ最多14試合目となった。この日は自陣ペナルティーエリア内からパスを出す際にファウルも受けたが、足元の技術が確かだから相手のプレスにも動じない。いつものように最後尾から落ち着いて攻撃の組み立てに加わった。相手にしてみれば、GKの位置までプレスをかけ続けるのはかなりの労力。ボールを奪えないまま、疲れて全体の陣形も間延び。この日に限らず、終盤には新潟が攻め込むスペースが生まれるというわけだ。

大分時代の19年には日本代表に選出され、計6試合でベンチ入り。昨季はけがもあってU-24代表での東京五輪出場を逃したが、J2でプレーしていながらもその実力は日本代表クラス。攻守に安定感をもたらす25歳レフティーがいる限り、新潟が大崩れすることはなさそうだ。【石川秀和】

●日刊スポーツ

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