【新潟】松田詠太郎サイド切り裂き今季初4連勝導く「走り続けたい」
J2で2位アルビレックス新潟は今日3日、ホームで7位大分トリニータと対戦する。2日は聖籠町のクラブハウス隣接ピッチで軽めの調整を行った。上々の仕上がり具合を見せるのは右MF松田詠太郎(21)。今季ここまで29試合に出場して4得点6アシストを挙げる若きアタッカーは強気なプレーでサイドを切り裂き、チームを今季初の4連勝に導くつもりだ。
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スピードスターがダイナミックにピッチを駆け上がる。今季初の4連勝が懸かる大分戦の前日、松田は軽やかな動きでボールを追った。「得点を取る位置に入り込めている感覚はあるので、久しぶりに1点決めて勝利に貢献したい」と12試合ぶりの今季5ゴール目奪取に意欲を示す。
今季19度目の先発出場となった前節8月27日の岩手戦(2-0)は試合終盤までプレー。1-0の後半16分、ロングカウンターからMF高木が追加点を奪った場面では、中央をドリブルで進むMF伊藤を左後方から猛追し、最終局面で数的有利な状況をつくり出した。「走力を生かせた。(伊藤の)パスの選択肢を増やすことはできたかな」と振り返る。
推進力を生かした飛び出しとドリブルが持ち味だが、試合をこなすごとに対戦相手からはその武器を警戒され、タッチライン際ではシフトを敷かれる。「あからさまに縦を切ってきているなと感じる。ただ、そこで弱気になったら自分がいる意味がない。駆け引きしながら仕かけ続けたい」と語気を強める。
リーグ戦は今節を入れて残り9試合。ホームで負けられない新潟と同様、J1参入プレーオフ圏(6位)入りを狙う7位大分も必勝態勢で臨んでくることが予想される。新潟としては大分の3バック脇をしつこく突き、ゴール前でのプレー回数を増やしたい。「相手最終ラインをずらすため、走り続けたい」。J1自動昇格へ勢いをさらに加速するためにも、松田が強気に右サイドをぶち抜く。【小林忠】
●日刊スポーツ
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