【新潟】3連勝!首位横浜FCに1差2位で追走 5試合連続負けなし“昇格ロード”突き進む
<明治安田生命J2:岩手0-2新潟>◇第33節◇27日◇いわぎんスタ
アルビレックス新潟が今季2度目の3連勝を決めた。いわてグルージャ盛岡を2-0で下し、勝ち点を65と伸ばした。後半5分、MF伊藤涼太郎(24)の5試合ぶり今季7得点目で先制すると、後半16分にはMF高木善朗(29)のゴールでダメ押し。首位横浜FCを勝ち点1差2位で追走し、3位ベガルタ仙台を勝ち点10差に突き放した。3試合連続無失点と攻守もかみ合い、J1昇格への勢いは加速する。
技ありのゴールが3連勝を引き寄せた。後半5分、伊藤はMF島田譲(31)のパスをペナルティーエリア手前左寄りで受ける。1度、左へフェイントをかけ、相手守備がつられた瞬間を逃さず中央へボールを運び、右足を振り抜いた。「僕がこの試合を動かすと思って入った。何がなんでも決めてやろうという気持ちがネットを揺らした」。緩やかなアーチを描いたボールがゴール右隅に収まった。
ピンチをしのいだ直後のチャンスだった。直前の後半4分、DF田上大地(29)が与えたPKをGK小島亨介(25)が阻止した。ひと息つくことなく仕かけた攻撃が伊藤の先制弾を生む。ここまで先制した試合は17戦で16勝1分け。18度目の先制も白星につながる。
後半16分、コーナーキックのこぼれ球からカウンターを仕かけ、最後は高木が12試合ぶり今季7得点目のゴール。敵地で勝ち点3を手にするダメ押し点を奪った。 松橋力蔵監督(54)は「今日は燃えに燃えてくれ、と選手に話した。選手が思いを表現してくれた試合だった」とチームの気持ちの強さをたたえた。前半は1点が遠かった。シュート16本の猛攻を仕かけたが、ゴールネットを揺らすことができなかった。自陣を固めてカウンターを狙う岩手に苦しんだ。それでも焦らない。縦パスから裏を狙う、両サイドからクロス、こぼれ球を拾って2次、3次攻撃。狙い通りの攻撃を貫き、最後は結果を出した。
3連勝はすべて無失点で、5試合連続負けなし。内容と結果をリンクさせながら“昇格ロード”を突き進む。
●日刊スポーツ
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