【新潟】小見洋太、14日アウェー栃木戦左MF先発濃厚 プロ2年目、初の声援あり公式戦
J2アルビレックス新潟は今日14日、アウェーで栃木と対戦する。11日に20歳の誕生日を迎えた小見洋太は左MFでの先発起用が濃厚。持ち味である背後への飛び出しと、緩急をつけたドリブル突破で相手守備を崩そうと意気込んでいる。この試合は声出し応援が解禁される。新潟絡みのカードでは初。熱狂的な新潟サポーターの声援を背に、高卒2年目の若きアタッカーが4試合ぶり勝利をたぐり寄せる。
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フィニッシュゾーンで輝きを放つ小見が、攻撃を活性化させる。「(栃木の守備は)高さと人に強い印象があるが、積極的に前を向いて仕掛けたい」。ここ3試合未勝利(2分け1敗)のチームは、MF高木善朗(29)が累積警告で出場停止。トップ下にはMF伊藤涼太郎(24)が入り、小見は左MFで出番が回ってきそうだ。12日の紅白戦では得点を奪うなど絶好調。「サイドに張るだけでなく中央に切り込み、流動的に攻め込みたい」とゴールへの道筋をイメージする。
プロ2年目の今季はここまで11試合に出場して2得点。11日には20歳の誕生日を迎えた。「今はサッカーを楽しめている。あとは、メンタル面やコンディション向上に取り組みたい」。プレー面では武器としているスペースへの飛び出しに加え、敵を抜き去る時とフリーでボールを運ぶ時のドリブルスピードの変化を工夫する。「緩急と前を向いた後の質にもっとこだわる。(栃木戦では)そこを意識したい」。
今節は、客席の一部、設置されたエリアで声出し応援が解禁される。新型コロナウイルス感染症対策で声出しが禁止されてからプロ入りした小見にとっては、初めて声援を受けての公式戦となる。「小さい頃からの夢。楽しみ。だからこそ、結果を残したい」。若きアタッカーが20代最初の試合でゴールを奪い、敵地に駆け付けるサポーターとともに勝利を喜び合うシーンを思い描いた。【小林忠】
●日刊スポーツ
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