アルビレックス新潟新潟
[ 松橋 力蔵監督 ]
非常に入りが難しくなった部分はあったんですが、後半の頭にはしっかりと取り返すことができて、試合全体の中でも優位な部分というのは非常に多く見ることができたゲームだったと思っています。あとは相手のカウンターに対しての部分で守れたところもあれば、やられた部分もありました。ただ、全体的には選手たちのパフォーマンスに非常に満足しています。
--立ち上がりは自分たちのテンポが上がらなかった印象でしたが。
そうですね。少し、相手のライン間に入っていく入り口というものを工夫できなかったのと、あとは悪い意味ではなく、非常にバランスよく試合を進めていた部分があったので、そのバランスをどこで崩していくのかというタイミング。どこから進入していくかというのは、前半の途中に少し指示を出して、前半の終わり際には少し効果的な攻撃につなげられたのかなと思っています。
--連敗をしなかったことが評価できる一方、こういうゲームを勝ちに持っていくために必要なことは?
分かれば教えてください(笑)。どこかで僕は、最後自分たちのところにボールが転がってきたりとか取るべきところでしっかり決め切る。守るべきところでしっかり守る。最終的にはそういうところなのかなと思っています。それが球際とかそういうことではなくて、自分たちがやってきている中で質というものを常に向上させていく。そういう部分でわれわれは低いクオリティーのチームではないと思っているので、さらに向上させるというのは非常にハードルが高いと思いますが、それは対戦する相手が引き出してくれると思っているので、またしっかりと、次節も同じような場面があるかもしれないですが、焦れずに手数をかけて、コレクティブに攻撃をしていきながら、全体で守っていくというところは続けていきたいなと思っています。
--早川 史哉選手の評価について。
非常にタイトな守備とビルドアップの部分でも効果的なパスもそうですし、自ら進入していきながら相手のファーストラインをブレイクしていくような部分もありました。いろいろな意味で創造性もありましたし、工夫もあったと思うので、非常に良いパフォーマンスをしてくれたと思っています。
V・ファーレン長崎長崎
[ ファビオ カリーレ監督 ]
J2で戦った6試合の中で、今日の相手が一番質が高かったと思います。残念に思うのは、(新潟との勝点差を)8から5に縮められなかったことです。ただ、選手は最後まであきらめずに、終盤のほうでもチャンスを作れていました。ただ、そのことはもう忘れて、切り替えて、月曜日から東京V戦への準備をしたいと思います。
--今日のゲームのどこにポイントを置いていたのか?
選手たちに要求していたのはボールを奪ったあとにしっかりつなぐことを求めていたんですが、今日はミスが多かった。そこは練習とビデオで見せて修正していきたい。10m、15mくらいのパスはミスしてはいけないと思います。奪い方はすごく良いんですよね。そこのあとのミスが多くなっている。これまでちょっと良くなっていたんですが、今日のように質の高い相手とやったときにそういうミスが多いと相手に保持されてしまう。フィジカル的にはチームは良くなっていると思います。以前は落ちていた部分がありましたが、今日は最後まで戦えていたと思います。
--先制後に米田 隼也選手と澤田 崇選手のポジションを入れ替えましたが、意図は?
ゴールを決めるまで、試合のコントロールができていなかったと思います。3枚にすることによって、ヨネ(米田)が開く形になったと思います。それを変えた時点で安定しましたし、(加藤)聖を上げたことによって澤田が中に入ってくるので、安定感が出たと思います。ただ、自分たちがゴールを決めるまでは、相手のほうが良かったと思います。
--後半の早い段階で逆転されましたが、選手たちに伝えたことは?
最後まで信じて戦うことを求めました。失点に関してはシステムの問題があって、それは来週、練習で修正して、そういう形で失点しないように取り組んでいきたい。最後までやった結果、同点にできましたし、逆転のチャンスもあったと思います。相手が中央から崩してくることも多かったので、ボランチのポジショニングも修正しました。ただ、何よりも奪ってからもパスミスを修正していかないと良くなっていかないと思います。
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