【解析料理】新潟苦戦…後半開始~15分 90分通して集中力を高める必要がある
<明治安田生命J2:新潟2-3岡山>◇第28節◇23日◇デンカS
上位を狙うチームを相手に競り負け、課題が浮き彫りになった。J2アルビレックス新潟は23日、ホームで前節5位のファジアーノ岡山に2-3と今季初の逆転負けを喫した。2-1とリードで折り返しながら後半に2失点。19年から白星がなかった相手に後半の立ち上がりで後手に回った。
後半2分、ボールを大事につなぐことができず、最後はクロスから失点。「後半最初の失点でゲームを難しくしてしまい、その後、相手の良さを抑えることができなかった」と松橋監督。守備への切り替えがゆるんだ時間帯にオーストラリア代表FWミッチェル・デュークの高さに屈した。
今季の15分区切りの時間帯別失点を見ると、後半開始から15分までに計7失点。同時間帯の失点数としては23日時点でリーグ4番目の多さとなっている。得点が計6点で得失点差はマイナス1。前半31分から同終了までは7得点無失点となっており、ハーフタイムを挟んで勢いが落ちる試合が多い。今回の岡山戦がそうだったが、相手が後半開始から選手交代やシステムを変更したケースで特に目立つ。
次節は30日に最近10戦負けなしの4位長崎と敵地で対戦。J1昇格へ連敗は許されない。ここが踏ん張りどころ。90分通して集中力を高める必要がある。【石川秀和】
●日刊スポーツ
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