【新潟】DF早川史哉、正確なキックと戦術眼で「相手を休ませない攻撃」組み立てる

日刊スポーツ
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【新潟】DF早川史哉、正確なキックと戦術眼で「相手を休ませない攻撃」組み立てる

J2アルビレックス新潟は今日16日、アウェーで11位ツエーゲン金沢と対戦する。15日は激しい雨の中、ビルドアップ時のボールの動かし方やセットプレーの確認を行った。前節10日、敵地でレノファ山口FCを3-1で破ったチームは4試合ぶりに首位に返り咲いた。2試合連続でセンターバックの位置に入ることが予想されるDF早川史哉(28)はコンディション良好。守備はもちろん、正確なパスで攻撃のリズムをつくり出すつもりだ。

早川が敵の急所を見抜く戦術眼と正確なキックを生かし、最終ラインから「相手を休ませない攻撃」を組み立てる。「どこからでも相手が嫌がる攻撃を仕掛けたい。常に相手ゴールに矢印を向けてプレーする」。この日は激しい雨がピッチをたたきつけ、練習メニューは変更を余儀なくされたが「今週(練習が)かなりハードだったので疲労回復にはちょうどいい。トータルで考えていい準備ができた」と話した。

前節・山口戦は的確なポジショニングと対人の強さを発揮して最少失点での勝利に貢献。後半33分にはFW鈴木孝司(32)とのワンツーでオーバーラップし、MF松田詠太郎(21)の絶好機を演出するなど攻撃でも存在感を示した。「映像を見て自分で(シュートまで)行けたかも、と思った。次は強引にゴールに向かおうかな」と笑顔で振り返る。  新潟は2位横浜FCと勝ち点51で並ぶが得失点差で上回り首位を走る。だが、直近5試合は3勝2敗と勝ち負けを交互に繰り返しており、ここ2戦はセットプレーから失点を重ねている。「1度はね返したボールへの次のリアクションが大切。共有はできているので、試合でしっかり表現したい」。

敵地での連戦となるが確実に勝ち点を上積みし、首位を守りたい。パス主体の新潟に対し、金沢はロングボールを絡めた攻撃を仕掛けて来ることが予想される。攻守両面で出番が増えそうな早川は「1対1で負けないこと。イレギュラーなことが起きることもあるので、しっかり連係を取って対応したい。自分たちで勝利をつかみに行く」と力を込めた。【小林忠

◆J2通算300試合出場にあと「1」と迫っているMF高木善朗(29)
「若いときに400~500試合出場している選手が身近にいた。どうやったら自分もできるかを考えていた。今、思ったよりメンタルも見た目も変わっていない。できる限り(出場を)増やして行きたいが、そろそろ(昇格して)J1でのプレー機会を増やしたい。個人の記録は二の次。明日もチームが勝つことを意識する」

●日刊スポーツ

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