新潟
[ 松橋 力蔵監督 ]
事前の準備としても、相手のスカウティングをしながらこのような形になることは想定できていた。難しい試合になったときの、ゴール前のクオリティー、どういうところから入っていくかという形は、少し前半は攻めあぐねていたところがあった。後半はそのバリエーションを増やす中で、チャンスにもなりかけたが、最後を仕留められず、長いボールのこぼれ球から相手に決められてしまった。その辺のリスク管理もしっかりやらなくてはいけないとハーフタイムに話していたが、まだまだ足りなかった。でも選手たちはタフに、最後まであきらめずに戦ってくれたし、われわれを後押ししてくださる多くの新潟のファンが横浜の地まで足を運んでくださった。最後に選手を称える大きな拍手を聞いた瞬間に、もちろんホームでもたくさんの方が足を運んでくださいますが、やはりわれわれは彼らを裏切れない。一つひとつ力をつけていかなければいけないし、終わったわけでも何でもないし、まだまだわれわれは上を目指せるということで、しっかりと次節も対応していきたいと思います。
横浜FC
[ 四方田 修平監督 ]
首位決戦ということで、多くの横浜FCサポーターの方が集まってくださったことに感謝します。新潟からも、アウェイにもかかわらずたくさんのサポーターの方が来ていただいて、素晴らしい雰囲気の中でやれたことをサッカー人として本当に光栄に思います。選手にも、「今日はこういう場を思う存分楽しもう」と話をしました。
結果的に、そういう中で選手たちが素晴らしい集中力と戦う姿勢を示してくれた。押し込まれる時間も長くて非常に苦しかったが、そういう中でもスイッチを入れて奪いにいくところは奪いにいく、そこから速く攻める、どうしても奪い切れないときはゴール前で耐えてしのぐ、そこを90分通してしっかり選手がやり続けてくれたことが勝因だと思います。交代選手も含めて、非常に一体感のあるゲームができた。残りあと19試合、まだまだ長く厳しい戦いが続くので、サポーターの力も含めた一体感で乗り切っていきたい。
--前節・仙台戦、今節・新潟戦でマックスの勝点6を取れたことの意味は?
後半戦の最初の2試合、僕たちは3位だったので、2位と1位のチームと(の試合が)立て続けにくるとは思っていなかった。そうなった以上、直接対決を決勝戦のような気持ちでぶつかっていくしかないと思っていた。ただ、終わってみたら、まだ19試合、合計57ポイントを取り切れるというところでは、まだまだ分からないと思っているので、あまり喜び過ぎずに切り替えて、また地道に1週間を全力でぶつかっていくことに立ち返っていきたい。
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