【プレビュー】撃ち合い上等。攻撃の横浜FCと攻撃の新潟の首位決戦|Jリーグ
国内サッカー プレビュー】明治安田生命J2リーグは6月25日と26日に第23節を開催。ニッパツ三ツ沢球技場では、首位のアルビレックス新潟と2位の横浜FCの天王山が行われる。
昇格争いの行方を大きく左右する天王山だ。ニッパツ三ツ沢球技場で激突するのは勝点45で首位のアルビレックス新潟と勝点43で2位の横浜FC。攻撃的なサッカーを繰り広げ、ここまで多くの勝点を積み上げて来た両チームが首位の座をかけて火花を散らす。
首位奪回を狙っているのはホームの横浜FCである。開幕から13試合負けなしで首位を突っ走ってきたが、5月には3敗を喫するなど急ブレーキ。一時は、昇格圏から脱落する時期もあった。それでも、再びエンジンをかけ直し、他クラブのマークがきつくなってきている中でも勝点を手に入れながら現在は首位の背中をピタリと追走している。
前節は勝点で並んでいたベガルタ仙台との直接対決で勝利。点の取り合いを制しライバルを蹴落とすことに成功した勢いのままこの大一番に臨みたいところである。
チームにフィットし始め、理不尽にゴールを奪うことができるサウロ・ミネイロの出場停止は痛手であるが、得点ランキングでトップに立つ小川航基や得点感覚に優れた伊藤翔のストライカーと、テクニックとゴールセンスに長けた松浦拓弥や主将としてチームをけん引する長谷川竜也などシャドーと、攻撃陣にタレントは豊富。破壊力と選手のクオリティーでは新潟に一歩も引けを取らない。
0-3で負けた前半戦の借りを返すべく戦う今節。今季の運命を決めると言っても過言では2週間を連勝という最高の形で飾り、順位表の一番に返り咲きたい。
首位堅持を誓う新潟は、直近6試合で5勝1分の成績を残しており、盤石の雰囲気が漂う。前節はホームで前半戦の対戦で敗れているブラウブリッツ秋田に見事リベンジ。松田詠太郎、伊藤涼太郎、シマブク・カズヨシといった若きアタッカーが得点を挙げ、クラブ全体に流れる勢いをさらに加速させた。
22試合で39ゴールと1試合2点近くの得点力を誇るチームを下支えしていたボランチの高宇洋が出場停止であることは懸念材料であるが、中盤を構成する島田譲や高木善朗は健在でゲームメイク力はリーグ屈指。緩急を生かした試合運びと、ここぞのタイミングでギアを上げてゴールに迫るダイナミックなプレーで横浜FCに襲いかかりたい。
勝てば2位以下との勝点差を広げられる大きなチャンス。昇格を争う最大のライバルにダブルを食らわせ、し烈な三つ巴を頭1つ抜け出したい。
●DAZN
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