【Jリーグ公式戦評】明治安田生命J2リーグ 第21節

Jリーグ公式
スポンサーリンク

攻撃志向の両者が見せた熱戦。逃げ切った新潟に軍配

長期連戦を終えて9位からの巻き返しを図る大分が、5連戦を終えて首位に立つ新潟を迎えた一戦。大分は前節の町田戦から先発1人を、新潟は前節の徳島戦から3人を入れ替えて臨んだ。

ボールを握りたい攻撃志向のチーム同士、立ち上がりからコンパクトな陣形で主導権を奪い合う激しい試合となる。大分は3分、野村 直輝の右CKから三竿 雄斗がニアで合わせたがGK小島 亨介がファインセーブ。新潟は13分、斜めに抜け出した島田 譲がグラウンダーの速いクロスを入れたがGK高木 駿にキャッチされた。

互いに集中した守備で相手をつぶし合う中で、ファウル判定の笛が多く鳴りシュートチャンスは少ない展開に。22分、大分の一瞬のスキを突いた新潟が先制。鈴木 孝司のスルーパスに抜け出した高木 善朗が落ち着いて流し込んだ。セカンドボールを拾って攻める大分だが、新潟の素早い寄せとゴール前の堅い守備に阻まれ、試合は1点ビハインドのまま折り返す。

ともに交代なくスタートした後半開始早々、新潟が追加点。松田 詠太郎のクロスに合わせた高木 善朗のボレーが相手DFに当たって軌道を変え、ゴールに吸い込まれた。新潟は54分にも松田がシュートでゴールを脅かすが、これは枠の左。

大分は64分、呉屋 大翔を長沢 駿に、藤本 一輝を松本 怜に2枚代え。新潟も66分、松田を谷口 海斗、高木 善朗を伊藤 涼太郎に代え、谷口はそのまま右サイドハーフに入った。すると73分、松本のクロスに長沢が頭で合わせ1点を返す。

大分は74分、野村と弓場 将輝を梅崎 司と下田 北斗に代えてギアを上げた。新潟も77分、本間 至恩に代えて小見 洋太を投入。

追撃の勢いを増した大分が多く相手陣に攻め込み、新潟は前がかりになった大分の背後を狙う終盤。見ごたえのある攻防が続く中、新潟は選手交代で時間も使って逃げ切りに成功。試合前に勝点で並んでいた仙台と横浜FCが共に引き分けたため、新潟が単独首位に躍り出た。

Follow me!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました