【Jリーグ公式戦評】明治安田生命J2リーグ 第20節

Jリーグ公式
スポンサーリンク

好ゲームは決着つかず、両者が勝点1を積み上げる

注目は両者ともに先発抜擢された背番号10。徳島は渡井 理己が前節・琉球戦で約1カ月ぶりに負傷離脱から復帰。新潟は直近2試合で3得点と結果を残している本間 至恩が2試合連続で先発した。

両者ともプレッシングを仕掛け、良い入りを見せる。どちらが優位とも言えない展開で攻守が入れ替わりながら試合が進む。やや変化を感じさせたのは徳島。ここまで守備時[4-1-4-1]でポジショニングしてきたが、今節はやや白井 永地が中盤のスペースを埋めて[4-4-1-1]でダブルボランチのような守備陣形。本間や伊藤 涼太郎などの良さを減らす狙いが感じ取れた。

先制は徳島。杉森 考起がドリブルで仕掛けながらスピードをつかむと、藤原 奏哉が思わずファウルで止めてしまいPK献上。これを一美 和成が確実に決めてリードする。だが、新潟も攻勢を強めながら攻め入る。一進一退の攻防が続いたが、左サイドで起点を作りながら伊藤 涼太郎を経由して右サイドへ展開。藤原が精度の高いクロスを上げると、谷口 海斗がヘディングで見事なコースをついて同点。

後半、徳島は渡井と一美を中心にプレスで行くぞという意志を感じさせる入り。ただ、新潟も前半と比較すれば強度は落ち始めながらも、懸命にプレスへ行こうとする姿勢は変わらない。前半と比較すると両者ともショートカウンターが増加した。

最後は両者とも交代采配。ただ、新潟は変化を狙うも大きくは展開を変えられない。逆に徳島は交代を用いてプレス強度を回復させる。前線からのプレスを維持し、新潟を敵陣から出させないにらみ合いの構図となった。両者とも決め手には欠けたが、新潟は最後の最後にFKから途中出場の小見 洋太がゴールネットを揺らす。だが、惜しくもオフサイド。好ゲームだったが決着はつかず、勝点1ずつを積み上げた。

Follow me!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました