【プレビュー】山形が食うか、新潟が突き放すか。攻撃対攻撃がスペクタクル90分を演出する|Jリーグ
今節のカードで最注目となる上位直接対決だ。直近10試合でわずか1敗しかしていないアルビレックス新潟が、約2か月間負けなしであるモンテディオ山形をホームに迎える。勝点差『8』の2位と6位が激突。両チームともに似たような志向を持つ攻撃的なチームなだけにスペクタクルな90分が期待される。 いま、J2リーグにおいて最も勢いに乗っているチームと聞かれれば、山形と答えることに異論はないだろう。開幕直後は第8節までに4敗を喫する苦しいスタートなったが、そこから驚異の追い上げを披露。第9節からの9試合で6勝3分の成績を残し、一気に順位表を駆け上がってきた。
その9試合を見ると、大量得点を挙げた試合は少ないものの、無得点に終わった試合はなく、FWからボランチまで様々な選手がゴールを奪っていることに気が付く。昨季途中に就任し、今季で2年目となるピーター・クラモフスキー監督が掲げる攻撃サッカーがだいぶ浸透してきた印象だ。
まだチームが勢いに乗り切る前とは言え、序盤戦で現在首位のベガルタ仙台や3位の横浜FCには敗れているだけに、このタイミングで“三強”の一角である新潟を倒すことが出来れば、大きな価値を持つ勝点3になるだろう。打ち合い上等の精神で迎え撃ちたい。
新潟は、2試合連続で3-0の勝利を収めており、存分にその攻撃力を発揮している。首位の仙台とは勝点1差で3位の横浜FCとは同勝点である現状を踏まえれば、その争いから脱落しないためにも着実に勝点3を積み上げることが求められる。意気揚々と立ち向かう山形を返り討ちにしたいところだ。
そんな好調なチームをけん引するのが若きアタッカー陣。前々節・横浜FC戦では19歳の小見洋太が2得点、同じく19歳の三戸舜介が1得点を挙げれば、前節・水戸ホーリーホック戦では三戸の2試合連続ゴールと若きエース・本間至恩の2ゴールで勝利を手繰り寄せた。攻撃的なスタイルのぶつかり合いが予想される今節も“生え抜き三銃士”のゴールに期待したい。
山形が新潟を食い上位争いをより混戦模様にするのか、新潟が山形を叩きライバルを蹴落とすのか。攻撃的な姿勢を貫いた先に価値ある3ポイントを手にするのはどちらだ。 ※記事初出時にホームとアウェイを取り違える重大な誤りがございました。お詫びして、訂正いたします。
●DAZN News
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