【Jリーグ公式戦評】明治安田生命J2リーグ 第12節

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ホーム5連勝を引き寄せた、2人の初得点

4位の新潟が20位の岩手を迎えた一戦。平日にもかかわらず7,556人が詰めかけたデンカビッグスワンスタジアムでの今季初のナイトゲームは、2-0で新潟が勝利した。

前節から中3日で今節を迎えた新潟は、スタメン6名を変更。[4-2-3-1]の1トップには、アレクサンドレ ゲデスを初先発で起用。対する岩手は前節から中6日で、スタメン5名を変更。離脱していた宮市 剛が8試合ぶりに復帰し、石井 圭太は今季初出場となった。

試合は序盤から、新潟がボールを握り、岩手がミドルゾーンに[5-2-3]のブロックを構えてカウンターを狙う構図に。16分、モレラトが敵陣でボールを奪ってドリブルからシュートを放つが、ゴール右にそれる。新潟は23分に伊藤 涼太郎がミドルシュートを放つが、これは枠外。27分には石井の縦パスで背後に抜け出した宮市がGKと1対1を迎えたが、シュートは右へそれる。

こう着状態が続く中、新潟は岩手を引きつけて背後を突く形からチャンスが続く。すると44分、縦パスでペナルティーエリアへ抜け出した松田 詠太郎がシュートを放つとこれが決まり、加入後初得点でリードを奪う。

後半は互いに攻撃的なカードを切る中、オープンな展開に。63分、岩手はCKのこぼれ球から、途中出場のビスマルクがシュートを放つが、これは新潟のGK小島 亨介が冷静に抑える。66分にはモレラトが奪って速攻を仕掛けるが、これも最後は小島が止める。新潟は69分、78分と立て続けにCKの流れからチャンスを迎えたが、いずれもシュートはGK野澤 大志ブランドンに止められた。

互いに球際の攻防で譲らず、その後も一進一退の攻防が続くが、88分、自陣からドリブルで運んだ三戸 舜介が、思い切りよくミドルシュートを叩き込み、こちらも今季初得点。その後スコアは動かず、2-0で試合は終了した。

新潟はこれでホーム5連勝。詰めかけた新潟サポーターは、試合後、スタンドで専用のペンライトを光らせる『プラネタスワン』の演出で、ピッチ上の選手と喜びを分かち合った。岩手は、これで5連敗となった。

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