[J2新潟]好機逃さず5連戦へ勢いを 23日ホームで長崎戦
J2アルビレックス新潟は第11節の23日午後2時から、デンカビッグスワンで長崎と対戦する。序盤のヤマ場となる5連戦が今節から始まる。3連勝中のホームで白星をつかみ、勢いをつけたい。
長崎は4-4-2の布陣がベース。攻撃はFWクリスティアーノ、MFカイオセザールら個人の能力を生かしてくる。守備はハードワークの意識が高く、ここ3試合は無失点を続けている。
新潟は好機を確実にものにできるかが、勝利への鍵となる。前節岡山戦は今季最少のシュート3本。松橋監督はここまでの10試合を振り返り、「シュートは多いが枠内(のシュート数)は下がることが、分析で見える」と課題を口にする。
今節もゴール前での落ち着き、工夫などが求められる。3試合連続得点中のFW谷口は「(パスや連係の)少しのずれがミスにつながる。細かいところにこだわってやっていきたい」と向上を誓う。
今節から中2、3日での連戦に突入する。今季、ビッグスワンではいまだ負けなしなだけに、MF藤原は「ホームで絶対勝てるチームをつくっていきたい」と必勝を期した。
◆DF舞行龍 細部こだわり上目指す
守備のリーダー、DF舞行龍は練習の厳しさ、求めるレベルの高さを今季、実感している。「攻守の切り替え、球際、声。練習が試合につながっている」と手応えを口にする。
「練習量はどのチームも多くやっている」中、差を生み出すため、チームは給水にもこだわる。練習の合間の時間を少なくしようと、走って給水ボトルを取りに行き、すぐ次のメニューに移る。
「そういう部分が、最後の5分の勝敗を分けるところに出てくる」。松橋監督の意図を理解する背番号5は、細部を要求する練習を歓迎。33歳とベテランの域に入ったが、「毎日、何をやるか楽しみ。自分もまた成長できると感じている」と力を込める。
得意とする縦パスは、強弱、受け手の左右どちらの足に出すかを、状況に応じて細かく見極めている。そのこだわりがゴール、ひいては昇格につながると信じているからだ。「もっとみんなで質を高め合えば、昇格はできる。やりがいがある1年になる」。前を見据えて語った。
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