【Jリーグ公式戦評】明治安田生命J2リーグ 第8節

Jリーグ公式
スポンサーリンク

画像

画像

采配的中の新潟。劇的勝利で今季3勝目

前節、金沢と引き分けた熊本は、GK佐藤 優也がスタメンに復帰。一方、新潟も敗れた前節の千葉戦から4人を入れ替え、MF伊藤 涼太郎と長谷川 巧、堀米 悠斗の左右SB、CBの田上 大地がそれぞれ2試合ぶりの先発となった。

序盤、お互いに速い切り替えから相手ゴールに迫る中、熊本は4分、自陣からのロングフィードに抜け出した坂本 亘基が深い位置から切り返して得意の形に持ち込み、角度のないところから決めて先制する。

その後も熊本がボールを握るが、21分、中盤で自らボールを奪った新潟の谷口 海斗が30m超のロングシュートを決めて同点に。以降、新潟も逆転のチャンスを作るが、どちらにも2点目は生まれず前半を終えた。

後半、トップ下に高木 善朗を投入した新潟がボールを保持する時間が増える中、熊本も高い位置から速い出足のアプローチで対応。56分に杉山 直宏が持ち込んだ場面は新潟GK小島 亨介が阻止、58分の新潟の決定機はゴールに入った熊本MF河原 創がクリア、さらに60分に谷口が持ち込んだ場面はGK佐藤がセーブするなど、双方とも追加点を許さない、見ごたえのある展開で時間が進んでいく。

そのまま終盤を迎えてこのまま終わるかと思われたが、均衡が敗れたのはアディショナルタイムの90+2分。GK小島からのボールを受けた田上の折り返しを、交代出場の鈴木 孝司が中央で合わせて新潟が逆転。前節の千葉戦で終了間際に失点した悔しさを晴らす、劇的な勝ち方で今季3勝目を挙げた。

逆に熊本は、良い時間に先制しながらの逆転負け。明治安田J2第6節・水戸戦から3戦連続で2失点しており、守備面をあらためて見直す必要がありそうだ。

[ 文:井芹 貴志 ]

Follow me!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました