【新潟】まさか終了直前ロスタイムに失点、3連勝逃す 前節から先発4人入れ替え 総力戦及ばず

日刊スポーツ
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【新潟】まさか終了直前ロスタイムに失点、3連勝逃す 前節から先発4人入れ替え 総力戦及ばず

<明治安田生命J2:千葉1-0新潟>◇第7節◇30日◇フクダ電子アリーナ

アルビレックス新潟はジェフユナイテッド千葉に0-1で敗れ、3連勝を逃した。0-0の後半ロスタイム。コーナーキックから千葉のDF鈴木大輔(32)にヘディングシュートを決められた。新潟の無得点での黒星はブラウブリッツ秋田戦(13日、0-1)以来3試合ぶり。26日の前節ザスパクサツ群馬戦から中3日での試合。4月3日の次節ロアッソ熊本戦まで続くアウェー連戦の中で、前節から先発4人を入れ替えて臨んだ。質の高い試合を見せていたが、勝ち点を奪うことはできず、順位も6位から11位に落とした。

試合終了の瞬間、新潟のメンバーががっくりと肩を落とす。歓喜の表情を見せる千葉メンバーとは対照的な重い空気に包まれた。

まさに終了直前だった。08年から12年まで新潟に在籍したこともある千葉・鈴木にコーナーキックからヘディングを決められた。ハーフタイムで松橋力蔵監督(53)が「セットプレーに警戒するように」と指示していた。その通りに、コーナーキックをGK小島亨介(25)を中心に防ぐなど、落ち着きを見せていた。それが最後の最後に隙を見せてしまった。

試合の立ち上がり、ハーフウエーから押し込みボールを回した。前半22分、今季初スタメンのDF渡辺泰基(22)がサイドネット直撃ながらもクロスが流れたところに走り込んでシュート。同37分にはMF本間至恩(21)が中に切り込んでミドルを狙った。後半14分には本間とのパス交換からペナルティーエリアに入ったMF松田詠太郎(20)が滑り込むようにシュート。惜しくも枠を外れたが果敢な攻撃を続けていた。

松橋監督は「群馬、千葉、熊本は総力戦。対戦相手の特長を含め、交代策を含めて戦いたい」と話していた。この日は前節群馬戦からスタメンを4人入れ替えた。「連勝しているというおごりはない。常にニュートラル」と松橋監督。群馬戦までフル出場のDF堀米悠斗主将(27)に代えて渡辺を先発起用。2試合ぶりの先発だった松田もヴァンフォーレ甲府戦(19日)でゴールを決めたMF伊藤涼太郎(24)に代わって出場していた。

どの選手が出ても同じレベルのパフォーマンスを見せられる地力は見せた。この試合でJ2通算100試合出場を果たしたMF高宇洋(23)とMF島田譲(31)のダブルボランチなど、開幕から変化した部分もフィット。勝ち点は逃したが、チームの進化は証明してみせた。

◆松橋監督「タフなゲームだった。いくつかのチャンスを作ったが決めきれず、最後に相手の得意なパターンにはまった。ライン間で前を向く回数が少なかった。悔しい」

●日刊スポーツ

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