【新潟】初の連勝で6位浮上 田上大地が決勝点、谷口海斗2ゴールで勢い呼んだ

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【新潟】初の連勝で6位浮上 田上大地が決勝点、谷口海斗2ゴールで勢い呼んだ

<明治安田生命J2:新潟3-2群馬>◇第6節◇26日◇デンカS

アルビレックス新潟はホームでザスパクサツ群馬に3-2で競り勝った。今季初の連勝で勝ち点を9に伸ばし、順位を13位から6位に上げた。2-1の後半22分、今季初先発DF田上大地(28)が左CKから決勝点を奪った。FW谷口海斗(26)は前半10分と同21分に連続ゴールを決める2戦3発の爆発。ただ、2-0で折り返すと後半に2失点。今後への収穫と課題を得たチームは次節30日、敵地千葉に乗り込み、3連勝を狙う。

魂のこもった一撃でネットを揺らした。2-1と1点差に迫られて迎えた後半22分。左CKのチャンスで田上にはゴールの予感があった。「セットプレーで相手より先に触れている感覚はあった。いけるかも」。ショートコーナーを受けたMF高木善朗(29)からのクロスをファーサイドで待ち構えると、ヘディングシュートを地面にたたきつけた。ゴールを確信すると喜びが爆発。跳び上がってホームスタジアムの歓声を全身で浴びた。「興奮していて覚えてない。得意な形で勝利に貢献できてうれしい」と興奮は隠せなかった。

田上は開幕から全5試合フル出場を続けていたDF千葉和彦(36)に代わりセンターバックで今季初先発。激しいボール奪取と、高さを生かした競り合いで最終ラインを支えた。前半10分には正確なフィードを右DF長谷川巧(23)に通して先制点の起点となった。「対人の強さやセットプレーでほかの選手にはないものを出そうと思った。攻撃面で結果を残せたことは良かった」と振り返りながらも、「(後半に)2失点したことはチームとしても個人としても修正が必要」と反省を忘れなかった。 前半は理想的な展開だった。おもしろいようにパスがつながり、敵陣でのプレー時間を伸ばして2点を先行。ただ前節甲府戦と同様、後半は一転して押し込まれる時間が増え、2点を失った。松橋力蔵監督(53)は「自分たちでリズムを崩してしまっている。自分たちで(90分を)しっかりデザインしていかないと」と2連勝にも笑顔はなかった。

次節は中3日で千葉と敵地で対戦する。田上は「長いリーグ戦、必要じゃない選手は1人もいない。全員でしっかり準備したい」と3連勝へ、気合を入れ直した。【小林忠】

■FW谷口絶好調、2試合で3得点 FW谷口は2試合で3ゴールと絶好調だ。

前半10分、DF長谷川からの低い右クロスをスライディングで合わせて2戦連続の先制ゴール。同21分にはMF伊藤からのラストパスに抜け出し追加点を奪った。「求められている結果を出し、勝利に貢献できてうれしい」。松橋監督も「もともとのポテンシャルはあるが相手にとって危険な選手に変貌した。心強い」と賛辞を贈った。

●日刊スポーツ

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