[J2]FW谷口、本能むき出し2得点「チームの勝利に貢献」と手応え
[新潟3-2群馬]ストライカーの本能をむき出しにして、ゴールを陥れた。前半10分、21分とFW谷口が立て続けにゴールを奪い、連勝をたぐり寄せた。「チームの勝利に貢献できている」と手応えを口にした。
1点目はDF長谷川の絶妙なスルーパスに右足を伸ばした。2点目はMF伊藤のワンタッチパスに素早く反応。強烈なシュートでゴールネットを揺らした。2点ともアイコンタクトで意思疎通を図り、「ここに出してくれるというのがあった。いいボールといいタイミングで、うまく得点につなげられた」と喜ぶ。
昨季はチーム最多の13得点。しかし、ポジショニングや戦術的な細かい指示があり、身上の本能的なプレーとのバランスに迷いながら戦った。
「自分のやりたい、結果を出す動きをやろう」。悩んだ末、今季はチームに合わせるだけでなく、いつでもゴールを狙う貪欲さを前面に出すという意識で臨む。2試合連続得点と結果に表れ始めている。
ハットトリックのチャンスもあっただけに、満足はしていない。「個人としてもチームとしても、もっと上げていかないといけない」
(運動部・西巻賢介)
◆DF田上「ようやくチームのために働けた」
今季初先発したDF田上が、チーム3点目を頭で決めた。「得点で結果を残せて勝利につながり、満足している」と白い歯を見せた。
2ー0から1点を返され、嫌なムードが漂っていた後半22分、ショートコーナーからMF高木のクロスを「いいボールが来て合わせるだけだった」とたたき込んだ。
昨季は主にサイドバックだったが、今季は本職のセンターバックで定位置争いをしている。開幕戦で途中出場して以降、出番がなかっただけに「ようやくチームのために働けた」と胸を張った。
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