悪条件での激しいバトル。粘った秋田が久方ぶりのホーム戦勝利
試合終了まで冷たい雨が降り続けた3月中旬のソユースタジアム。ところどころぬかるんでボールが止まる難しいピッチで、両チームが激しく競り合った。
秋田は前節と同じスタメン。新潟は2人を入れ替え、1トップに谷口 海斗が、右SBに長谷川 巧が入った。
前半は風上の秋田がロングボール主体の攻撃で前進し、開始6分で4本のCKを得るなど押し込んでいく。一方、新潟はテンポよくパスをつなぐ持ち前のサッカーができないと判断し、割り切ったプレーをしようとするがなかなか推進力を出せないでいた。すると、16分にアクシデントが起こる。イッペイ シノヅカが負傷で交代し、矢村 健が送り込まれる。
その後も秋田が縦に速いプレーで押し気味に進めるも、決定的なシュートには至らず前半を折り返す。
後半は風上に立った新潟が開始から猛攻に出る。両サイドから高木 善朗や本間 至恩がドリブルで突破しシュートやクロスを試みるが、田中 雄大のセーブに阻まれる。
粘り強い守備で失点を許さなかった秋田が71分にスコアを動かす。途中出場の武 颯が新潟のディフェンスラインの裏にスルーパスを送る。すると同じく途中出場の吉田 伊吹が反応し、GKを冷静にかわして無人のゴールに流し込んだ。
ここ2試合で先制されながらも追いついている新潟は、さらに勢いを増して敵陣に迫っていく。しかし秋田もコンパクトな陣形と体を張った守備で対抗。スコアは動かず、そのまま試合終了。
秋田が2試合連続のウノゼロで2連勝を達成。ホーム戦では実に約半年ぶりとなる勝利を地元サポーターと喜び合った。一方の新潟は今季初黒星となり明暗が分かれた。
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