[J2]ぬかるみで持ち味出ず 開幕から4戦未勝利
[新潟0ー1秋田]降り続く雨に、ピッチは所々で「田んぼのような感じ」(DF長谷川)にぬかるんだ。自慢のパスワークが発揮できず、無得点で今季初の敗戦を喫すると、選手たちはぼうぜんと立ち尽くした。
DF千葉が「割り切ったサッカー」と表現するように、序盤から無理につなぐことはなく、縦方向のロングボールを多用。タイミングを計りながら相手最終ラインの裏を突こうとするが、呼吸が合わなかった。MF本間は「前の選手は一発で裏を狙いたいが、後ろは1本パスをつないで相手を引きつけてからやりたい。意思疎通がうまくいかなかった」と悔しそうに話す。
得意のスタイルが出せない中でも、後半の立ち上がりは中盤でセカンドボールを回収し、2次、3次攻撃につなげた。しかし押し込んでもシュートを決め切れず、最後まで主導権は握れなかった。逆に秋田は逆襲から流れをつかみ、決勝ゴールを奪った。
これで開幕から4戦未勝利。いま欲しいのは結果だ。本間は「どんな試合でも勝ち点を拾い続けないと上にはいけない。(サッカーには)運もあるが、勝ち点を得るために、本当に一生懸命プレーするしかない」と奮起を誓った。
(運動部・西巻賢介)
●新潟日報
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